東京電力:電気料金の仕組み

東京電力 電気料金の仕組み

東京電力の電気料金のしくみをご紹介します。毎月、何気なく支払っている電気料金ですが、その電気料金の内訳はどのようになっており、どうやって計算しているのでしょうか。東京電力の電気料金のしくみを深く探ります。

  • 東京電力の電気料金は「基本料金」+「電力量料金」で構成されています。
  • さらに「燃料費調整額」と「再生可能エネルギー賦課金」がかかります。

東京電力の電気料金はどのように構成されている?

毎月、何気なく支払っている電気料金ですが、電気は使えば使うほど電気代が高くなるから節約のためにはなるべく電気を使わないようにしよう、とたまに思う程度で、詳しいことを気に留めていない人が多いかと思います。

電力自由化以降、注目の集まっている電気。この機会に、東京電力の電気代は具体的どのように構成されているのか、東京電力の電気料金のしくみを学んでみましょう。

まずは電気料金の内訳をしっかりチェック。以下をしっかり理解すれば、電気料金の仕組みはばっちりです。

東京電力の電気料金は、大まかにいって「基本料金」と「電力量料金」の2つで構成されています。しかしさらに詳しく分解すると、「基本料金」、「電力量料金」、「燃料費調整額」、「再生可能エネルギー賦課金」の4つに分けられます。

  1. 基本料金
  2. 電力量料金
  3. 燃料費調整額
  4. 再生可能エネルギー発電促進賦課金

これらを4つの要素を合計して毎月の東京電力の電気料金は決定されます。それでは以下にもう少し詳しく解説します。

基本料金

東京電力:電気料金の仕組み - 基本料金を理解しよう!

基本料金は、契約しているプランによって異なります。

今現在東京電力の電気料金プランの基本料金の一部は以下のようになっています。

電気料金プランには色々な種類がありますが、従量電灯プランが最もスタンダードな電気料金プランです。

自分の契約している電気料金プランがわからない場合は、検針票で確認することができます。

東京電力:基本料金の仕組み
電気料金プラン 基本料金 特徴
従量電灯B  円- 契約するアンペアの容量によって異なります。10Aの場合は現在 
従量電灯C 280.80円/kVA 東京電力:従量電灯Cは使用量の多い方向けのプラン。契約するkVA(キロボルトアンペア)に280.80円をかけて計算します。
その他の電気料金プラン、スタンダードプランXプレミアムプランスマートライフプランなど。 1kWあたり 円(スマートライフプラン場合) 過去11カ月の使用電力量によって決定されるプランです。(スマート契約

基本料金がない電気料金プランも登場 電力自由化以降、様々な電気料金も増えました。中には、基本料金のまったくない電気料金も登場しています。Looop(るーぷ)でんきのおうちプラン(関東エリア向け)は基本料金のない電気料金プランとして注目され、契約件数を伸ばしています。

電力量料金

東京電力:電気料金の仕組み - 電力量料金を理解しよう!

電力量料金は、あなたがその月に使用した電気の使用量のトータル(kWh:キロワットアワー)に1kWhあたりの料金単価をかけて計算します。

仮に今月300kWhの電気を使い、かつ1kWhあたりの電気料金が25円だった場合は、
300kWh × 25円/kWh = 7500円と電力量料金は計算されます。

この1kWh(キロワットアワー)あたりの電気料金単価は、電力会社によっても異なりますし、選ぶ電気料金プランによっても異なります。

中には電気を使用する時間帯によって異なるものもありますので、自分の契約している電気料金プランの料金表を確認する必要があります。

このため電気代を節約したい場合には、電気の使用量を調整することも大切ですが、契約しているプランの見直しもとても重要になるわけです。

電力量料金(原料費調整額)

東京電力:電気料金の仕組み - 燃料費調整額

続いて3番目の燃料費調整費額です。これは航空運賃でいうとろころの燃料サーチャージのようなものです。

東京電力・電気料金・仕組み

原料が高騰した場合は燃料調整額もあがります。

この燃料費調整費額は各電力会社が発電のために必要な燃料を仕入れた時のコストによって上下します。

燃料が安く手に入れば、マイナスになりますし、なんらかの理由で仕入れ値が高くなった場合はプラスになります。

その月のトータルの電気使用量(kWh) × 燃料費調整額(円/1kWh)で計算します。

仮に今月300kWhの電気を使い、かつ1kWhあたりの燃料費調整額が-1.62円だった場合は、
300kWh × 25円/kWh = -486円がその月の燃料費調整額となります。

ちなみに燃料費は、火力発電に使用される、石炭、原油、液化天然ガスなどのことです。

燃料費調整額は、電気料金プランの種類に関わらず一緒、毎月変わります。東京電力の場合、燃料費調整額はしばらくマイナスが続いており、全体的に低下傾向になることが分かります。

東京電力:燃料費調整額の推移
2016年
11月
2016年
10月
2016年
9月
2016年
8月
2016年
7月
2016年
6月
2016年
5月
2016年
4月
2016年
3月
2016年
2月
円/kWh -4.86円 -4.95円 -4.92円 -4.67円 -4.26円 -3.88円 -3.28円 -2.78円 -2.30円 -1.96円

再生可能エネルギー発電促進賦課金

東京電力:電気料金の仕組み - 再生可能エネルギー発電促進賦課金を理解しよう!

最後は再生可能エネルギー発電促進賦課金です。こちらもその月のトータルの電気使用量(kWh:キロワットアワー) × 再生可能エネルギー発電促進賦課金(円/1kWh)で計算します。

東京電力・電気料金仕組み

再生可能エネルギーの買い取りコストを電気料金の支払いを国民みんなで負担します。

再生可能エネルギー発電促進賦課金は国により定められた税金です。東京電力が独自に定めたものではありません。

また、この賦課金は電気を使用するすべての人が負担するもので、金額もどこの電力会社のどの電気料金プランを契約してもでも日本全国同じです。

簡単に再生可能エネルギー発電促進賦課金を説明すると、名前の通り、再エネでの発電を促すための税金です。ただし、再エネにはコストがかかりますので、それを国民の税金で支えようというものです。

さらに詳しい説明は再生可能エネルギー発電促進賦課金とは?のページを参考にしてください。

ちなみに再エネの賦課金単価は年々あがっていることがわかります。

再エネ賦課金の推移
2016年 2015年 2014年 2013年 2012年
円/kWh 2.25円 1.58円 0.75円 0.35円 0.22円
月の負担額(300kWhで計算) 675円 474円 225円 105円 66円

電気料金はどうやって決定される?

電気料金は総括原価方式という方法で決定されています。この総括原価方式は電気の販売に必要な費用と電気の販売収入が等しくなるように電気料金をきめる方法です。

東京電力はこの方式にのっといて電気料金を算定します。そしては経済産業大臣がその電気料金の認定を行います。

東京電力をはじめとする大手電力会社は今後も、経済産業大臣の認可を受けた電気料金をしばらくは提供していきます。これを規制料金と言います

電力自由化以降の電気料金は? 自由化後は自由な料金メニューの設定が可能になりましたが、競争が十分に行われないと電気料金の引き上げが生じてしまうおそれもあります。消費者保護のための経過的な措置として少なくとも2020年(平成32年)3月末までは、現行の規制料金も残されます。

東京電力:電気料金の仕組みは? - まとめ

東京電力の電気料金の仕組みを理解するために、電気料金の中身を解説してきました。

東京電力の電気料金電力自由化以降も東京電力が自由に定める電気料金ではなく、規制料金(経済産業大臣によって認可が必要)で電気料金を提供します。

また東京電力の電気料金は以下のような中身を足して計算されることも分かりました。

  1. 基本料金(契約する電気料金ごとに決まっている基本料金)
  2. 電力量料金 (電力使用量(kWh) × 1kWh(キロワット)あたりの料金単価)
  3. 燃料費調整額 (電力使用量(kWh) × 1kWh(キロワット)あたりの燃料費調整額)
  4. 再生可能エネルギー発電促進賦課金(電力使用量(kWh) × 1kWh(キロワット)あたりの再生可能エネルギー賦課金単価)
東京電力 電気料金の仕組み

東京電力の電気料金の仕組みはこれでばっちり。

  • 基本料金は選ぶ電気料金プランによって異なります。
  • 電力量料金も選ぶ電気料金によって異なります。
  • 燃料費調整額は各電力会社によって異なります。
  • 再生可能エネルギー発電促進賦課金は税金ですので、どこの電力会社のどの電気料金プラン選んでも全国同じ額です。

実際の計算方法を詳しく確認したい場合は、東京電力:電気料金の計算方法(検針票の見方)のページをご覧ください。