
四国電力 | 電気料金プランと料金詳細・支払い方法・会社概要
よんでんの電気料金プランはどんなものがある?これから四国電力の電気を申し込みたい、どんな手続きが必要?そんな疑問に答えます。また、気になる四国電力の発電方法や電源設備についても紹介します。
四国電力 - 電気料金プラン一覧とその概要
四国電力の電気料金プランは、従来型の料金プランである従量電灯に加え、二酸化炭素の排出のない水力発電の再エネプレミアムプランや電化住宅向けのプランなどがあります。
以下はよんでんの電気料金プランの一覧とその概要です。
主な電気料金 メニュー |
概要 | |
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従量電灯A |
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従量電灯B |
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おトクeプラン |
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再エネプレミアムプラン |
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でんかeプラン |
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でんかeマンションプラン |
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従量料金Aの料金表 + 解説
従量電灯Aは昔からある電気料金プランで、申し込み数の多いプランです。特に自分で電気料金を選んだ記憶のない人はこの料金プランを契約しているはずです。よんでんから届けらる検針票・請求書で現在契約のプランを確認することができます。
電力量料金の部分は電気を使用する時間帯は関係なく、使用量(kWh)ごとに3段階で1kWh(キロワットアワー)あたり単価があがる仕組みになっています。
11kWhまでの使用量料金は最低料金の中に含まれており、12kWh以上の使用に対して従量料金(電力量料金)がかかる仕組みとなっています。
最低料金 | ||
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11kWhの使用まで | 411.40円 | |
電力量料金(1kWhあたりの料金単価) | ||
電力量消費量 | 11 - 120kWh | 20.37円 |
120 - 300kWh | 26.99円 | |
300kWh以上 | 30.50円 |
従量料金Bの料金表 + 解説
従量電灯Bは電力容量を多く必要とするご家庭か事務所、お店などを対象としたプランです。基本料金は、必要となる容量に1kVAあたりの料金単価をかけて計算されます。
電力量料金の部分は電気を使用する時間帯は関係なく、使用量(kWh)ごとに3段階で1kWhあたり単価があがる仕組みになっています。
基本料金 | ||
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1kVAあたり | 367.20円 | |
電力量料金(1kWhあたりの料金単価) | ||
電力量消費量 | 0 - 120kWh | 16.97円 |
120 - 300kWh | 22.50円 | |
300kWh以上 | 25.42円 |
おトクeプランの料金表 + 解説
おとくeプランは電量料金のうち3段階目がよんでんの従量電灯Aの3段階目よりも安く設定されているプランです。つまり、300kWh以上電気を使う家庭であれば、おトクeプランに切り替えることで従量電灯Aよりも料金が安くなります。
電気料金を安くしたい電気の使用量の多い家庭で、しかし、新電力ではなくよんでんとの契約を続けたいという方には、よい選択肢かもしれません。
最低料金 | ||
---|---|---|
11kWhの使用まで | 411.40円 | |
電力量料金(1kWhあたりの料金単価) | ||
電力量消費量 | 11 - 120kWh | 20.37円 |
120 - 300kWh | 26.99円 | |
300kWh以上 | 28.30円 |
再エネプレミアムプラン + 解説
CO2排出量がゼロの電気です。石炭や石油を燃料とする火力発電は環境負荷が気になるところ。電気料金はよんでんの他のプランよりは高めですが、環境意識の高い方にとっては見当したい電気料金プランです。
最低料金 | ||
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11kWhの使用まで | 822.80円 | |
電力量料金(1kWhあたりの料金単価) | ||
電力量消費量 | 11 - 120kWh | 22.57円 |
120 - 300kWh | 29.19円 | |
300kWh以上 | 32.70円 |
でんかeプラン + 解説
戸建での電化住宅(オール電化)の方に向いているプランです。IH割引、エコキュート割引、でんか割引など別途の割引も充実しています。
基本料金 | (1契約につき最初の10kWまで) ※以下使用量を含む
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7773.34円 | |
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上記をこえる1kWにつき | 506.00円 | ||
電力量料金 | 平日昼間 | 70kWhをこえる1kWhにつき | 29.24円 |
夜間・休日 | 240kWhをこえる1kWhにつき | 19.48円 |
- 平日昼間:平日の午前9時から午後11時まで
- 夜間・休日:休日の午前0時から翌日午前0時まで、平日の午前0時から午前9時まで、平日午後11時から翌日午前0時まで
- 休日:土曜日、日曜日および祝日/1月2日、1月3日、4月30日、5月1日、5月2日、12月30日、12月31日
でんかeマンションプラン + 解説
マンションのような集合住宅の電化住宅(オール電化)にお住まいの方を対象としたプランです。IH割引、エコキュート割引、でんか割引など別途の割引も充実しています。
基本料金 | 1契約につき最初の10kWまで | 1344.44円 | |
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上記をこえる1kWにつき | 415.56円 | ||
電力量料金 | 平日昼間 | 1kWhにつき | 34.97円 |
夜間・休日 | 1kWhにつき | 20.09円 |
- 平日昼間:平日の午前9時から午後11時まで
- 夜間・休日:休日の午前0時から翌日午前0時まで、平日の午前0時から午前9時まで、平日午後11時から翌日午前0時まで
- 休日:土曜日、日曜日および祝日/1月2日、1月3日、4月30日、5月1日、5月2日、12月30日、12月31日
四国で選べる電力会社
電力自由化以降の四国地方では、よんでん以外にも契約可能な電力会社が増えています。
様々な生活スタイル、電気使用状況を想定したプランが提供されているので、自分に一番合ったプランを探してみましょう。最適なプランを契約することで、電気代の削減にもつながります。
Looopでんき | |
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Looopでんきは基本料金ゼロ円、従量料金一段階のシンプルなプランを提供。極端に電気使用量が少ない方以外、四国電力の従量電灯プランと比べて電気料金が安くなる。電気使用量が多いほどお得度が大きくなる。 |
リミックスでんき | |
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リミックスでんきは四国電力の従量電灯プランより電気料金が5%オフになるプランを提供。電気の使用量が少ない人でも必ず安くなる。 |
ソフトバンクでんき | |
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ソフトバンクでんきの「おうちでんき」は、インタ―ネットやモバイルプランとセットにすることで割引になる。通信費が1回線につき100円割引(最初の2年)になり、電気料金が四国電力の従量電灯プランと比べて1%安くなる。再生可能エネルギーを多く使った「自然でんき」も提供。 |
あしたでんき | |
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あしたでんきの「標準プラン」は基本料金ゼロ円、従量料金一段階のシンプルプランで、電気使用量が多いほど四国電力の従量電灯プランと比べて割安になる。700kWh以上使用の方にお得な「たっぷりプラン」も用意。 |
エルピオでんき | |
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プロパンガス会社のエルピオが手掛けるエルピオでんき。四国電力エリアでは、基本料金ゼロ円、従量料金一段階のプランを提供。四国電力の従量電灯と比べて電気使用量が多いほど割安になる。 |
親指でんき | |
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親指でんきの「いいねプラン」は基本料金ゼロ円、従量料金一段階のシンプルな構成で、電気使用量が多いほど四国電力の従量電灯プランと比べてお得になる。他にもペットがいる家庭向け、ゲーマー向けプランなど、ユニークなプランを提供。 |
HTBエナジー(HISのでんき) | |
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HTBエナジー(HISのでんき)は、電気使用量の多さに関わらず、電気料金が四国電力の従量電灯プランより5%安くなる「従量電灯A5」などのプランを提供。 |
エネワンでんき | |
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プロパンガス会社のサイサンが手掛けるエネワンでんき。四国電力の従量電灯Aプランと比べて基本料金と120kWh以上の従量料金が安いプランを提供。プロパンガスとセットにすると月200円割引になる。 |
ENEOSでんき | |
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ENEOSでんきは、電気使用量に関わらず、四国電力の従量電灯より従量料金が安い。また、ENEOSカードの利用者にはガソリン・経由・灯油割引などの特典がある。 |
また、セレクトラの電気料金比較ツールなら、今より安い電気料金プランを簡単に調べることができます。ぜひご活用ください。
関東でも申し込める四国電力の電気料金
電力自由化前は四国エリアのみで供給を行っていたよんでんですが、現在は関東エリア(東京電力エリア)でもよんでんの電気に申し込むことができます。電力自由化によって、電力会社は自由にどこでも電気を販売できるようになったためです。
料金プランは、四国で提供しているものとは異なり、一定の電気料金の使用料が含まれた定額制となっています。
アンペア(容量)ごとに選べるプランがそれぞれ異なります。例えば、アンペアが30A以下の方であればパールプランが適当プランとなります。
東京電力のプラン(従量電灯B)は、契約するアンペアごとに、基本料金が異なる料金構成ですが、よんでんの関東エリア向けの料金プランは、基本料金も含まれた定額制となっています。
その月の電気の使用量が定額に含まれているkWhに満たなかった場合は?月まで繰り越せる「くりこし割」があります。使い残した部分の定額料金を、翌月の電気料金から引いてくれるシステムです。あくまで翌月までです。毎月の電気の使用量確認してから、適当なプランを申し込むようにしましょう。
この東京電力エリア向けのよんでんの定額制のプランでは、四国電力のオンラインアカウント、よんでんコンシェルジュの会員になり、請求額の確認等を書面ではなくオンラインで行う必要があります。
区分 | 単位 | 料金単価(税込) | |
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定額料金 | 100kWhまで | ひと月1契約につき | 2444.44円 |
電力量料金 | 100kWh以上 | 1kWhにつき | 26.79円 |
区分 | 単位 | 料金単価(税込) | |
---|---|---|---|
定額料金 | 200kWhまで | ひと月1契約につき | 5092.59円 |
電力量料金 | 200kWh以上 | 1kWhにつき | 28.82円 |
区分 | 単位 | 料金単価(税込) | |
---|---|---|---|
定額料金 | 300kWhまで | ひと月1契約につき | 7944.44円 |
電力量料金 | 300kWh以上 | 1kWhにつき | 28.82円 |
区分 | 単位 | 料金単価(税込) | |
---|---|---|---|
定額料金 | 500kWhまで | ひと月1契約につき | 13240.74円 |
電力量料金 | 500kWh以上 | 1kWhにつき | 28.01円 |
関西でも申し込める四国電力の電気料金
仕事や就学等で関西(関西電力エリア)に引っ越しても、よんでんの電気を申し込むことができます。(ただし、電気料金プラン、電気料金は異なります。)
定額制のプランで、200kWhまで(ブループラン)、300kWhまで(オリーブラン)、500kWh(オレンジプラン)の3種類に分かれています。それぞれ、定額に含まれている以上に電気を利用した場合は、1kWhの料金単価で計算されます。
定額制だと使いきれなかった分は損してしまうのでは?という懸念がありますが、翌月までは、使い切れなかった分の料金を引いてくれます。長期的に家を空けるような月が万が一あって、電気の使用量(kWh)があっても安心です。(くりこし割)
区分 | 単位 | 料金単価(税込) | |
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定額料金 | 200kWhまで | ひと月1契約につき | 5092.59円 |
電力量料金 | 200kWh以上 | 1kWhにつき | 28.82円 |
区分 | 単位 | 料金単価(税込) | |
---|---|---|---|
定額料金 | 300kWhまで | ひと月1契約につき | 7944.44円 |
電力量料金 | 300kWh以上 | 1kWhにつき | 28.82円 |
区分 | 単位 | 料金単価(税込) | |
---|---|---|---|
定額料金 | 500kWhまで | ひと月1契約につき | 13240.74円 |
電力量料金 | 500kWh以上 | 1kWhにつき | 28.01円 |
電気の支払い方法・支払いを延滞した場合は?
四国電力の電気料金の支払いは、「口座振替」、「クレジットカード」、「振込」のいずれかの方法で行います。
また、振込は通常、コンビニや金融機関で現金で支払うものですが、ウェルネット株式会社のアプリを利用すればスマホを使って支払うこともできます。(振込用紙のバーコードを読み取ります。)
金額にするとごくごく僅かですが、電気料金の支払いを期日を過ぎても行わなかった場合は、年利10%(1日あたり約0.03%)の延滞利息が付くことになっています。支払い忘れのない、口座振替、クレジットカード払いが便利でしょう。
また、よんでんの関東および関西エリアを対象とした個人向けの電気料金プランでは、クレジットカード払いが条件となっています。
書面発行手数料
振込用紙を使った、支払いの場合は、書面発行手数料が一契約ごとに110円/月(税込)かかります。よんでんコンシェルジュ会員(無料)に登録した上で、クレジットカード払いもしくは口座振替にすれば、詳細はオンラインで確認することになりますから、書面発行手数料は不要です。
従量電灯プランの場合は引き続き、無料で電気料金の使用量と請求額を確認することができます。
よんでんコンシェルジュとは?
よんでんコンシェルジュは、四国電力の提供する会員制のWebサイトです。毎月の電気の使用量や、ご請求金額等をこのサイトで確認することができます。電気の使用量に応じて貯まるポイントサービスの提供もありあまった貯まったポイントで景品との交換も可能です。サイコロをころがして、ポイントを獲得する遊び心のあるよんでんすごろくといったオリジナリティのあるゲームも利用できます。
他にも、電気の使用が低い場合は、遠隔に住む家族に翌朝メールでお知らせするあんしんサポートサービスなどが利用できます。年配の家族が遠くに住んでいる場合など、電気の使用量を目安として変化を察知することを可能とするサービスです。
よんでんコンシェルジュの利用は無料ですが、 利用できる時間は6:30から翌朝1:00までに限られています。
また、四国電力の新しい電気料金プランを申し込んだ場合は、使用量や請求額に関するお知らせは紙媒体ではこのよんでんコンシェルジュで行う必要があります。
四国電力の概要と発電方法
よんでん - 事業の多角化
四国電力は基盤となるエネルギー関連(電気事業やLNG販売)に加え、インターネットやケーブルテレビといった情報通信分野、そして生活サポート業務といった事業にもビジネスを展開し、事業の多角化をすすめています。アグリビジネスにも参入し、イチゴ生産を行う農業法人を設立する他、ハウスクリーニングや家事代行(ベンリーよんでん)サービスも行っています。
四国電力の発電
四国電力の2018年電源構成は以下の通りです。石炭およびLNGを利用した火力発電が半分以上を占めている一方、半分程度で済んでいるのは、原子力発電所が稼働しているおかげともいえるかもしれません。また、再生可能可能エネルギーも8%と他の電力会社よりも比較的多めです。
数字で見る四国電力
63
四国電力には、63か所の発電所があります。その内訳は、水力発電が57か所、火力発電が4か所、原子力発電1か所、原子力発電所1カ所、太陽光発電所1カ所です。
20
四国電力の1軒あたりの年間停電時間は平均20分です。他の国に比べても圧倒的に短いことが分かります。(四国電力だけでなく日本の電力会社の停電時間は短いのが特徴です。)
7
新築戸建て住宅の7割でオール電化が選ばれています。
四国ではオール電化住宅の割合が高く、すでに約3軒に1軒がオール電化です。