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冬の電気代はいくら?エアコン暖房は高い?

更新日
冬のエアコンの電気代は?

「節電」というとすぐに思い浮かぶのは夏の猛暑かもしれません。でも電気代削減のためには、寒い冬により節電を意識する必要があります。冬の電気代がいくらか、どうやって節約すべきかについて、エアコン暖房の使い方に注目しながらご紹介します。


冬の電気代はいくら?

総務省統計局のデータに基づくと、冬場の電気代は1世帯、ひと月あたり約14,094円となります。(1~3月の平均)また、冬場の消費電力量は、1世帯、ひと月あたり約565.8kWhです(1~3月平均)。

一年を通しての電気代と消費電力量は以下のとおりとなっています。

1世帯(2人以上)あたりの電気料金と消費電力量
電気料金消費電力量
平均11,203円428.2kWh
1月13,857円561.2kWh
2月14,375円575.9kWh
3月14,051円560.6kWh
4月11,901円475.1kWh
5月10,364円396.6kWh
6月9,148円342.8kWh
7月9,056円332.3kWh
8月10,957円392.0kWh
9月10,891円391.8kWh
10月9,633円352.3kWh
11月9,312円349.1kWh
12月10,895円408.1kWh

(出典:総務省統計局)

こうして一年間の電気代の変動を見てみると、冬場の電気代が一年でもっとも高いということがわかります。一方、意外なことに、夏の電気代は他の季節と比較してもそれほど高くありません。一年で最も電気代が安い7月と、一年で最も電気代が高い2月と比べると、その差はおよそ5,000円以上にもなります。

なぜ冬の電気代は高くなってしまうのでしょうか?

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なぜ冬の電気代は高い?

冬の電気代を効果的に節約するために、なぜ冬の電気代が高くなるのか、原因を確認しておきましょう。

経産省の資料によると、暖房器具としてエアコンを使う一般家庭では、夕方の電気消費量の約30%をエアコン(1位)、約13%を照明(2位)が占めています。つまり、エアコンと照明器具の使用が電気代に及ぼす影響が大きいということです。

エアコンの暖房費

上のグラフで確認したとおり、エアコンによる暖房は、冬の電気代を押し上げる原因のひとつです。そのため、冬の電気代を下げたいと思ったら、エアコンの暖房としての使い方に気を付ける必要があります。

暖房としてエアコンを使用するといくらぐらい電気代がかかるのでしょうか?以下の例を用いて、試しに計算してみましょう。

  • 計算に使用するモデル
  • モデル:パナソニック エオリア CS-259CF(暖房8畳用)
  • 暖房時消費電力:630 (125~1360)W

電気代の計算方法電気代 = 消費電力(kW)× 電力量料金単価(円)× 使用時間(h)
※1000W=1kW

なお、電力量料金単価とは、1kWhあたりの電気の使用につきかかる料金のことです。この料金は、電力会社によってばらばらです。この記事においては、全国家庭電気製品公正取引協議会が定めた目安単価である「27円/kWh」を使用することとします。

消費電力を見ると、125~1360と値に幅があることがわかります。これは、エアコンの消費電力量が一定でないということを表しています。

エアコンは、スイッチを入れてから室温を設定温度に上げるまでの間にたくさんの電気を使い、室温が設定温度の間は電気の消費が少なくなります。つまり、エアコンの電気代は実際の気温と設定温度の差、部屋の広さや断熱性に左右されます。

なので、全く同じエアコンを使っていても、各家庭によってかかる電気代は同じではない、ということ注意しましょう。

ここでは、消費電力量が常に630Wと仮定して計算します。

エアコンを暖房で使用した場合の電気代
 1日1か月
1時間17.01円340.2円
6時間102.06円2041.2円
9時間153.09円3061.8円

例えば、昼間仕事などで家におらず、朝起床~出社まで、夜の帰宅~就寝までの6時間でエアコンを使用すると仮定した場合、1か月に2000円程度のエアコン代がかかるということになります。使っている時間が長かったり、エアコンを複数台使ったりしている場合はさらに電気代が高くなるでしょう。

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夏よりも冬の方が高いのはなぜ?

ここまで見てきて、「夏もエアコンをたくさん使うし、電気消費に占めるエアコンの割合も大きいのに、なんで冬の電気代の方が高くなってしまうの?」と疑問に思った方もいるかもしれません。

その理由は、エアコンは冷房として使うより暖房として使う方が消費電力量が大きくなりやすいためです。

上で、エアコンはスイッチを入れてから設定温度に達するまでが一番多く電気を使うということを確認しました。

例えば、夏は外気温35度を28度まで冷やせば快適に過ごせるのに対して、冬は外気温0度を20度に暖めなければ快適に過ごすことができません。このように、冬の方が夏よりも外気温と設定温度の差が大きくなりやすいため、消費電力も大きくなり、電気代が高くなる、というわけです。

照明を使う時間が長い

エアコンと比べるとだいぶ消費電力の割合は小さくなりますが、照明も冬の電気代を高くしている理由のひとつになるでしょう。

冬は一年で一番日の出が遅く、日の入りが早い季節ですね。そのため、電気をつけている時間も当然長くなり、電気代も高くなるというわけです。例えば、冬の方が夏よりも1日3時間ほど照明をつけている時間が長いとすれば、1カ月で90時間余分に照明を付けているということになるでしょう。以下のモデルを使うとすると、上乗せされた90時間分の電気代は130円ほどになります。

ここでは電気が1つと想定して計算していますが、家族がそれぞれ違うお部屋で作業したりする場合などは、当然その分電気代もかかりますね。また、仮に蛍光灯を利用しているのであれば、LEDよりも消費電力が大きいためこれよりも金額が大きくなるでしょう。

LEDライトは消費電力が非常に小さいため、大きな金額にはなりませんが、それでも冬場は夏に比べて照明代が高くなるということがわかります。

  • 計算に使用するモデル
  • モデル:パナソニック LEDシーリングライト HH-CF1833A(~18畳)
  • 消費電力:53W

 1日3時間LEDシーリングライトを使用した場合

0.053kW × 27円 × 3時間 = 4.293円 = 約4.3円

 これを1か月続けた場合

4.3円 × 30日 = 129円

省エネで冬の電気代を節約

ここまで見てきて、やはりエアコンの使い方を工夫することが冬の電気代節約に効果的だということがわかりました。どのような節約方法があるか見ていきましょう。

エアコン選びのコツ

もしこれからエアコンの購入を考えているのであれば、以下のような点に注目して検討してみると良いでしょう。

1. 省エネ度の高いものを

少ないエネルギーで効率よく動いてくれるエアコンを選べば、そうでないものと同じように使っていても電気の消費は少なくなりますね。実際に、エアコンの省エネ度は年々高くなっており、10年前と比べると消費するエネルギーの量は5%も少なくなっています。

省エネ性を比較するためには、「消費電力量(kWh)」の表示を確認するのが有効です。この数値が小さいほど省エネ性が高いエアコンということになります。また、消費エネルギー庁によって規定された「統一省エネラベル」などの指標も参考になるでしょう。

2. オプション機能に注目する

最新のエアコンにはさまざまなオプション機能が搭載されており、上手に使いこなすことで電気代を節約することもできます。例えば、エアコンフィルターの状態は消費電力に大きな影響を与えますが、フィルター自動洗浄機能を搭載したエアコンなら面倒なフィルター掃除の手間も省けて、電気代も節約できます。月に1,2回エアコンフィルターを清掃するだけで年間でおよそ32kWhの節電となり、約860円の節約になるという比較もあります。

また、気流調整機能が付いたエアコンならサーキュレーターを別に設置しなくても部屋の温度ムラを解消し、部屋の隅々まで暖気を届けてくれるので必要以上に設定温度を高くする必要がありません。結果としてこのオプション機能によっても電気代の節約が期待できます。

なお、最新のエアコンの選び方、おすすめ商品についてはマクリンで詳しく紹介しています。

暖房としてのエアコンの使い方

エアコンで部屋を暖める時、いくつかの点に気を付けることで電気の消費を減らすことができます。できることから実践してみましょう。

1. エアコンの暖房の設定温度は20度が目安

冬のエアコンによる暖房が夏の冷房よりも多く電気を消費するのは、屋内と屋外の温度差が冬はより大きくなるためです。冬のエアコン代を節約するには、設定温度を低めにして外気温との差をなるべく小さくすることが大切です。例えば、設定温度を21度から20度へ1度変更するだけで年間18.78kWhの節電となり、約507円の節約になります。

2. エアコンの暖房は「自動運転モード」で

エアコンは室内を設定温度にするまでの間にもっとも電力を消費します。自動運転モードなら、設定温度まで一気に温度を上げてその後は自動で送風運転に切り替わるため一番の節約になります。風量の調整に必要な電力はわずかですので、設定温度は20度で保ち、風量で暖かさを感じるのも良い方法です。

3. 窓の断熱対策をする

せっかく暖めた室内の温度が外へ逃げていってしまうのが、ガラスとアルミサッシの窓。カーテン、断熱シート、2重窓などで断熱対策をすると、暖房にかかる電気代を節約できます。カーテンを厚めのものにするだけでも効果があります。

4. 数種類の暖房器具を使い分ける

暖房器具は広い空間を暖めるのに最適なエアコン、狭い場所を暖めるのに最適なオイルヒーター、一箇所を集中的に暖めるのに最適な電気ストーブなど、目的によって使い分けるとムダな電力の消費を防ぐことができます。暖房器具を使うタイミングも重要です。エアコンは寒い部屋を暖めるのに時間がかかり多くの電気を消費しますので、帰宅したらまずは速暖性に優れた石油ストーブなどで部屋を暖め、暖まったところでそれをキープするのが得意なエアコンで保温するなどの工夫が大切です。

あわせて読みたい:冬の室内をエアコンで早く暖める方法とは | ReAir

また、エアコンを数年使用していると部屋が全く暖かくならなくなったことはございませんか?原因としてガス漏れが考えられます。
EPARKくらしのレスキューでは、エアコンのガス漏れ時の対処法について詳しく紹介しています。是非参考にご覧ください。

就労継続ナビも、公共料金【電気・ガス・水道】の障害者割引まとめについて詳しく解説しています。

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この記事では電気料金の計算に目安である27円を使用してきましたが、電気料金は電力会社ごとに異なります。そのため、今よりも安い電気料金プランに切り替えることができれば、消費量の節約と併せて、さらに電気代を削減することができますね。

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