電気とプロパンガス(LPガス)をまとめるとお得?セットプランについて考えよう

プロパンガスと電気をまとめるとお得?セットプランについて考える

プロパンガス(LPガス)と電気をまとめたセットプランについて調べてみました。プランの内容や特徴をご紹介します。光熱費の削減のためにはどうするのが効果的かも考えてみましょう。


プロパンガスと電気のセット、どんなものがある?

電気の自由化都市ガスの自由化が起こったことに伴い、電気とガスをセット販売するプランを多く見かけるようになりましたね。

プロパンガス(LPガス)においても同様に、プロパンガスと電気をまとめてセットで提供する会社が増えています。ひとつの会社に光熱費の支払いをまとめられるのは便利ですよね。実際にどのようなセットプランがあるか、例を挙げて見てみましょう。

株式会社サイサン

株式会社サイサンは、埼玉県にあるプロパンガス(LPガス)供給やガス機器販売を行う会社です。電力市場が完全自由化された2016年に新電力「エネワンでんき」として一般家庭や店舗、事務所向けの電気を供給開始しました。3年で電気の申し込み件数は20万件を突破し、電力市場での存在感も高まっています。

電気

・供給エリア:北海道・東北・関東・中部・中国・四国・九州
(北海道はグループ会社のいちたかガスワンが提供)

・プラン:
基本料金+電力量料金(3段階構成)のスタンダードなプランを提供しています。以下の関東エリアの料金プランを見るとわかるとおり、大手電力会社の従量電灯プランと比べて安くなりやすい設定になっています。
地域によって料金設定が異なるため、詳細は料金表でご確認ください。

エネワンでんき料金表:関東エリア・エネワンBプラン(税込)
基本料金(円/月)
契約アンペア数 エネワンでんき
エネワンB
東京電力
従量電灯B
10A 提供なし 286.00円
15A 429.00円
20A 572.00円
30A 825.00円 858.00円
40A 1100.00円 1144.00円
50A 1375.00円 1430.00円
60A 1650.00円 1716.00円
電力量料金(円/kWh)
120kWhまで 19.88円 19.88円
120kWhを超えて300kWhまで 26.48円 26.48円
300kWhを超える 26.91円 30.57円

プロパンガス

・供給エリア:北海道・東北・関東・中部・関西(兵庫県のみ)

・プラン:
基本料金と従量料金の2つからなるスタンダードな二部料金制を採用しています。地域と住居形態によって以下のように標準料金が設定されています。プロパンガス料金は契約状況によって料金が変わるため、詳細はサイサンの公式サイトをご覧ください。

サイサン:関東エリア・プロパンガス標準料金(税抜)
関東エリア 戸建て等 集合住宅等
基本料金(円/月) 1,600円 1,800円
従量料金(円/㎥) 0~7㎥ 540円 540円
7.1~20㎥ 520円 520円
20.1㎥~ 490円 490円

・プロパンガスの料金のしくみ▷「LPガスの見積もりをとろう:見積もりを取るべき理由とガス料金のしくみを解説

セット特典

株式会社サイサンの提供するサービスをセットにすることで以下の割引が受けられます。また、これらのサービス利用でPontaポイントが貯まります。

  • プロパンガス+水+電気=毎月250円引
  • プロパンガス+電気=毎月200円引
  • 水+電気=毎月150円

・北海道エリア:
プロパンガスと電気をセットにすると「いちたかゴールド」プランが適用されます。基本料金、電力量料金ともに北海道電力の従量電灯より安くなります。

 

株式会社エルピオ

株式会社エルピオは千葉県で1965年に創業したプロパンガス(LPガス)会社です。関東地方を中心にプロパンガス(LPガス)の供給およびガス機器販売を行っています。2016年から「エルピオでんき」として電力小売り事業に参入し、電気料金の安さは新電力の中でも群を抜いています。

電気

・供給エリア:東北・関東・中部・北陸・関西・中国・四国・九州

・プラン:
電気の使用量に合わせた多様なプランがあり、関東エリアでは定額料金プランも提供しています。以下の料金表を見るとわかるとおり、大手電力会社の従量電灯プランと比べて安くなりやすい設定です。
地域によって料金プランの構成が異なるため、詳細は料金表でご確認ください。

エルピオでんき料金表:関東エリア・スタンダードプランS(税込)
基本料金(円/月)
契約アンペア数 エルピオでんき
スタンダードS
東京電力
従量電灯B
10A 提供なし 286.00円
15A 429.00円
20A 572.00円
30A 858.00円
40A 1086.80円 1144.00円
50A 1344.20円 1430.00円
60A 1613.04円 1716.00円
電力量料金(円/kWh)
120kWhまで 18.84円(40~50A)
18.65円(60A)
19.88円
120kWhを超えて300kWhまで 23.03円 26.48円
300kWhを超える 25.78円 30.57円

プロパンガス

・供給エリア:関東(千葉・茨城・埼玉・栃木・群馬)

・プラン:
基本料金と従量料金からなる二部料金制の料金プランです。以下の表は、住居形態・設備によって算出された平均ガス料金です。プロパンガスは契約状況によって料金が変わるため、詳細はエルピオの公式サイトでご覧ください。

エルピオ:戸建住宅・当社配管設備負担なし・平均ガス料金(税抜)
基本料金(円/月) 1,500円
従量料金(円/㎥) 430円

2018年9月時点換算

エルピオ:戸建住宅・当社配管設備負担あり・平均ガス料金(税抜)
基本料金(円/月) 1,600円
従量料金(円/㎥) 0~10㎥ 530円
10.1~25㎥ 500円
25.1㎥~ 470円

2018年9月時点換算

セット特典

セットで契約することで以下の特典が受けられます。

  • 電気+ガスの合計から毎月100円割引
    (低圧電力プラン、低圧電力プランLは対象外)
  • ガス:24時間365日の保安体制
  • ガス:330円/月の加入でガス器具10年修理無料(任意)
  • 電気:24時間365日無料駆けつけサービス

 

プロパンガスと電気のセット、特徴は?

うれしい毎月の割引特典

セットの特典を見てみると、契約をまとめることによって毎月いくらか割引になる、というプランが多いようです。また、プロパンガス(LPガス)会社の中には電気の供給だけでなく、ウォーターサーバーや灯油の供給をしている会社も多く、これらのサービスを併用している方はさらに割引額が大きくなることがあります。

電気代が安くなる

そして、プロパンガス(LPガス)+電気のセットににおける大きなメリットは電気代が安くなることです。大半の場合、プロパンガス+電気のセットにおいて、電気は新電力が提供しています。ご家庭の電気使用状況にもよりますが、新電力の電気料金プランは、大手電力会社の従量電灯プラン*よりもお得になりやすい料金設定になっていることがほとんどです。このため、現在大手電力会社と契約中の方は、セットプランの契約を通して新電力に切り替えることで、電気代が安くなる可能性が高いと言えます。

電気の使用量が少ないと電気代が高くなる場合もある新電力の電気料金プランには電気使用量が多い家庭に向けたものが存在します。一人暮らしや共働きの家庭など、電気の使用量が少ない場合、このようなプランは適しません。切り替えることで電気代が高くなってしまうこともあるので注意が必要です。まずはそのプランが自分に適しているかどうか、実際の電気使用量をもとにシミュレーションを行って確かめましょう。

従量電灯プランとは?大手電力会社が電力自由化以前から一般家庭向けに提供している電気料金プランです。最も契約者が多く、スタンダードな電気料金プランだと言えます。電気を今まで一度も切り替えたことがない、という方は、従量電灯プランを契約していると考えてよいでしょう。
毎月固定でかかる基本料金(もしくは最低料金)と、電気の使用量に応じてかかる電力量料金でプランが構成されています。電力量料金は1kWhあたりの単価が決まっており、電気の使用量が増えるにつれて単価が段階的に高くなるしくみです。

プロパンガスと電気のセット、注意点

セットにするだけで割引がついて、電気代が安くなるのは魅力的ですよね。でも、光熱費を徹底的に節約したいと思った場合は、「セットプランが絶対に一番いい」とは限りません。光熱費の削減のためには、プロパンガス(LPガス)料金に注目することが重要です。

プロパンガスは価格帯が広い

プロパンガス(LPガス)は、数年前に市場が自由化された電気や都市ガスとは違い、ずっと昔から料金に規制がありませんでした

近年自由化された電気・都市ガスの値段を見てみると、もちろん今までより安い商品がたくさん出てきていますが、規制料金と比べて大幅に安い料金設定をしている会社は今のところないと言えます。

一方、プロパンガスにおいては規制料金自体が存在せず、長い間それぞれのガス会社が独自で料金を設定してきました。そのため、店が違えばガス料金もばらばらです。同じ地域でも2倍近く違う、というケースも実際にあり、プロパンガス会社の切り替えだけで年間2~3万円程度節約できる、ということも起こり得ます。現状で、電気の切り替えではこれだけ節約することは難しいでしょう。

光熱費の削減に効果的なのはプロパンガス料金の見直し

このような、「プロパンガス(LPガス)の価格帯が広い」という事実をふまえると、プロパンガス料金の見直しが光熱費の削減に一番効果をもたらす可能性が高いと言えます。したがって、徹底的に光熱費を下げたいと思ったら、セットプランがあるかどうかよりも、まずはプロパンガス料金に注目して、契約中のガス料金が地域の相場と比べてどうか、もっと安いガス料金がないかを調べてみましょう。

地域のプロパンガス料金を調べる際には、一括見積りサービスがおすすめ。無料で複数のガス会社から見積もりを集めてくれる便利なサービスです。

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・対象: 持ち家戸建てにお住まいの方、アパート・マンションや店舗オーナー 注意事項
・電話受付: 毎日 午前10時-午後9時 (年末年始を除く)

集合住宅・賃貸住宅の場合アパートやマンションにお住まいの場合、プロパンガス会社を決めるのは建物の持ち主(大家さん・管理会社)です。ガス会社を変えるのにも彼らが手続きを行う必要があります。ガス料金に困っている場合、まずは大家さん・管理会社に相談してみましょう。

まとめ

プロパンガス(LPガス)と電気のセットは、毎月割引などの特典がつくうえに電気代が安くなりやすいという点で魅力的です。ただし、光熱費をお得にする絶対的手段というよりは、あったらうれしいオプションのようなものととらえるのが的確でしょう。

例えば、今契約しているプロパンガス会社が電気のセットプランを提供しているとすれば、電気の契約を変える簡単な手続きだけで特典+電気代の節約になる可能性がありますから、おおいに検討の価値がありますね。

徹底的に光熱費を下げたい、というのであれば、セットプランにこだわらず、料金の安いプロパンガス会社、料金の安い電力会社をそれぞれ探してみるのがおすすめです。

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