【引っ越し】入居先の電気の申し込みを忘れていたら?引っ越し当日どうなる?
引越しにはいろいろな準備が必要になるため、手続き漏れが無いか心配になりますね。特に電気やガスなど引越し当日から必要になるライフラインはしっかりと準備して新生活を迎えたいものです。では、もし事前に電気の申し込みを忘れてしまった場合はどうなるのでしょうか?なるべく早く電気をつける方法をご紹介します。
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引越し当日、電気が点かなかったら…
引越し先の新居では、部屋の電源スイッチを入れれば自動的に電気がつくわけではありません。引越しの際には事前に新たに電気を使用する場所での電気の申し込み手続きが必要です。
しかし、引越し当日になって電気の申し込みをしていないことに気付いたら、まずは新居の電力メーターをチェックしてみましょう。
現在使用されている電力メーターには、2つの種類があります。1つは透明のカバーが付いていて、中で円盤が回転している様子が見える従来型(アナログ型)の電力メーターです。
もう一つはスマートメーターと呼ばれるもので、電気使用量をデジタル測定しているため回転する円盤はなく、電力消費量が表面にデジタルで表示されています。
※スマートメーターの種類も様々で、メーカーによって見た目が異なる場合があります。
引越しの際に電力使用開始の手続きを忘れてしまったとしても、もし新居に従来型の電力メーターが設置されていれば、分電盤を開いてブレーカーを操作することで電気を使うことができます。分電盤の操作も難しいものではないので、すぐに電気が使えるようになります。
- 分電盤の操作の仕方
- 1、アンペアブレーカーを「入」にする
- 2、漏電遮断器を「入」にする
- 3、配線用遮断器を「入」にする
従来型の電力メーターならば、万が一申し込みを忘れてしまった場合でも電気が使えるようになることが分かりました。
問題は、新居の電力メーターがすでにスマートメーターに切り替わっている場合です。スマートメーターの場合は電力供給のオン・オフが遠隔操作で行えるため、以前に住んでいた人が引越して電気の使用停止手続きが済んだ時点ですでに電気が止められている状態になっています。そのため、スマートメーターが設置されている場合には、事前に申し込みをしていなければ、すぐに電気を使用することはできません。
現在、従来型のアナログ式電力メーターをデジタル式のスマートメーターへ切り替える作業が進められています。新居が従来型の電力メーターなのか、スマートメーターなのかを知っておくと便利ですが、何よりもまずは事前に電気の申し込みを行っておくのがベストです。もし電力メーターの種類が気になる場合には、引越し前に管理会社や大家さんに尋ねてみるのも良いでしょう。
引越しの後、申し込みしていない電気は使っていても大丈夫?
従来型の電力メーターなら、上記の方法で電気の申し込みをしていなくても、ブレーカーを操作することですぐに電気を使うことができます。しかし、正式な申し込みをしていない電気をそのまま使用していても大丈夫なのでしょうか?
正式な電気の申し込みをしていなくても、使用した分の電気料金はしっかりと計算されています。電気料金は主に基本料金と電気を使用した分だけかかる従量料金で計算されていますが、基本料金は使用開始日までさかのぼって日割りで計算され、従量料金は電気使用量によって計算されます。
電力会社への正式な申し込みを行っていない場合には、暫定的にその地域の大手電力会社(東京電力など)が電気を供給してくれていますので、引越しが終わって落ち着いたらカスタマーセンターへ連絡するようにしましょう。
また、もし連絡をしないでそのまま使用していたとしても1か月ほどで正式な申し込みを促す「電気ご使用開始手続きのお願い」等の案内が届けられます。そのような場合には、暫定的に電気を供給してくれている大手電力会社へ正式に申し込みをするか、または他の電力会社へ切り替えることも可能です。
電気の申し込みを忘れても、なるべく早く電気を点ける方法
では、引越しをして電気がつかず、電力メーターもスマートメーターに切り替わっていた場合はどうしたら良いのでしょうか?
まずは、各地域の大手電力会社へ電気の使用開始の連絡をするようにしましょう。
引越しの曜日や申し込み連絡をした時間帯にもよりますが、引越し当日の申し込みでも受付、利用開始が可能な場合もあります。電力会社によっては当日でも利用開始申し込みをWEBで受付ていますが、より早く手続きを進めたい場合は、電話連絡が良いでしょう。引越しシーズンには各社のカスタマーセンターもつながりにくい状態が続きますので、その場合はインターネット手続きなど他の選択肢も試してみましょう。
- 申し込みの際に必要な情報
- 新居の住所
- 契約者の名前
- 引越し(利用開始希望)の日付
- 支払い方法に関する情報
電力会社名 | 電話番号 | 受付時間 |
---|---|---|
北海道電力 | 0120‐12‐6565 | 月曜日~金曜日 9:00~17:00 土曜日 9:00~15:00 (休業日/日曜日・祝日・12月29日~1月3日) |
東北電力 | 0120‐175‐266 | 月曜日~金曜日 9:00~18:00 土曜日 9:00~17:00 (休業日/日曜日・祝日・12月29日~1月3日) |
東京電力 | 0120‐995‐113 (こちらは電気新プラン・ガス申し込み専用電話番号のため、電気旧プラン申し込みの場合は地域により電話番号が異なります。地域ごとの各カスタマーセンターの電話番号はこちら) |
月曜日~金曜日 9:00~20:00 土曜日 9:00~19:00 日曜日・祝日 9:00~17:00 |
北陸電力 | 0120‐776‐453 | 月曜日~金曜日 9:00~20:00 土曜日 9:00~20:00 (休業日/日曜日・祝日・12月29日~1月3日) |
中部電力 | 0120-921-691 | 月曜日~金曜日 9:00~19:00 土曜日 9:00~17:00 (休業日/日曜日・祝日・12月29日~1月3日) |
関西電力 | 0800‐777‐8810 | 月曜日~金曜日 9:00~18:00 (休業日/土・日曜日・祝日・12月29日~1月3日) |
中国電力 | 申し込み受付は各地域により電話番号が異なります。地域ごとの各カスタマーセンターの電話番号はこちら | (休業日/土・日曜日・祝日・12月29日~1月3日) |
四国電力 | 申し込み受付は各地域により電話番号が異なります。地域ごとの各カスタマーセンターの電話番号はこちら | 月曜日~金曜日 8:40~17:20 土曜日 8:40~17:20 (休業日/日曜日・祝日・12月29日~1月3日) |
九州電力 | 申し込み受付は各地域により電話番号が異なります。地域ごとの各カスタマーセンターの電話番号はこちら | 月曜日~金曜日 9:00~17:00 (休業日/土・日曜日・祝日・12月29日~1月3日) |
沖縄電力 | 0120‐586‐390 | 月曜日~金曜日 8:30~17:00 土曜日 8:30~17:00 (休業日/日曜日・祝日・12月31日~1月3日) |
引越しのタイミングで電気料金をお得にしよう
引越し当日に電気の申し込みを忘れていたことに気付いた場合についての対処法を考えてきました。引越し前後は準備や片付けで忙しくなりますが、やはり落ち着いたら電気料金の節約についても考えたいものです。
これまで従来型の電力メーターなら、引越し当日でもブレーカー操作で緊急に電気をつけられること、スマートメーターなら、大手電力会社へ連絡してなるべく早く電気をつけられることをご紹介しました。
しかし、いずれの場合にも電気を使い始めた後に、電気料金をお得にする方法があります。
それは、引越しのタイミングで電力会社を切り替えることです。
引越しのタイミングで一時的に地域の大手電力会社と契約したとしても、その後の解約金などは原則的にかかりません。そのため、新電力のさまざまなプランと比較検討して、電気料金をお得にすることもできるのです。
では、電気料金をお得にできるどんな新電力の電気料金プランがあるのでしょうか?引越し後でも引越し前でも申し込みができるお得なプランをチェックしましょう。
余裕があれば引越し前に申し込み - お引っ越し前に新電力に申し込む
引越しに伴う電気の申し込みは、インターネットでも簡単に行うことができます。引越し前でもあらかじめ新居での新電力との契約を申し込むことが可能ですので、余裕があれば事前に比較検討して、申し込みも済ませておきましょう。
事前に手続きを済ませておけば、当日電気がつかずに焦ることもありません。
会社名 | 契約可能エリア | プランの特徴 |
---|---|---|
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全国 (沖縄・離島を除く) |
・基本料金がゼロ円 ・従量料金が一律で電気料金が分かりやすい ・極端に電気使用量が少ない場合を除いて電気料金がお得になる |
HTBエナジー 公式サイト |
全国 (一部離島を除く) |
・50A・60Aのプライムシリーズなら基本料金半額、従量料金一律 ・20~40Aのウルトラシリーズなら、料金単価が2~8%OFF ・電気使用量が少なくても多くても電気料金がお得になる |
CDエナジー ダイレクト 公式サイト |
東京電力エリア | ・中部電力と大阪ガスの共同出資会社 ・電気とガスのセット割でどちらも割引 ・Amazonプライムとのセットプランなどエンタメサービスが充実 ・オール電化プランも用意されている |
ENEOSでんき 公式サイト ![]() |
東北電力・東京電力・中部電力・関西電力・四国電力各エリア | ・東京プランは120kWh以上の従量料金がお得 ・東北・関西・中部 ・四国プランは3段階すべてで従量料金がお得 |