ガスの申し込み忘れてた!引っ越し当日使える?冷水シャワーを回避する「午前中」の鉄則

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ガスの申し込み忘れてた!引っ越し当日使える?冷水シャワーを回避する「午前中」の鉄則

引っ越し当日の夜、荷解きで汗を流したあとにシャワーを浴びようとして、水しか出ないことに気づく……。想像するだけで背筋が寒くなるシチュエーションですが、新生活の忙しさにかまけて、ガスの申し込みをうっかり忘れてしまう人は意外と少なくありません。「あっ忘れてた!」と今ドキッとした方も、諦める前にこの記事をお読みください。実は都市ガスの開通は場合によっては当日でも間に合う可能性があります。

「今日からガスを使いたい!」は本当に可能なのか?

引っ越し当日に「ガスを申し込み忘れていた!」と気づいたとしても、すぐに諦めないでください。実は、午前中に申し込みが完了するなら即日開通できる可能性が高いです。

ガス会社側も、ガスが使えないとお湯も沸かせず、お風呂にも入れないというライフラインの重要性を痛いほど理解しています。そのため、彼らは可能な限り柔軟に対応しようとしてくれる姿勢を持っています。

しかし、これはあくまで「条件付き」の救済措置だと考えてください。「午前中申し込みさえすれば魔法のようにすぐガスが出る」わけではありません。では、その運命を分ける条件とは何でしょうか?

当日開通を成功させるための4つのカギ

当日中に温かいお湯を使うためには、以下の4つをすべて満たしている必要があります。一つでも欠ければ、残念ながら開通は翌日以降に持ち越しとなってしまいます。

  • 申し込みたいガス会社が「当日開通」の即応体制をとっていること
  • 遅くとも当日の午前中までに申し込みを完了させること
  • ガス会社の作業員に空きがあり、物理的に訪問可能であること
  • 作業員が訪問する時間帯に、あなたが新居で立ち会えること

特に重要なのは、冒頭に触れた「申し込みのタイミング」です。夕方に電話をして「今夜お風呂に入りたい」と言っても、物理的に間に合いません。まさに時間との勝負です。

主要ガス会社の「タイムリミット」はいつ?

基本的に、ギリギリでも間に合う可能性が高いのは、2017年の都市ガス自由化以前から日本各地でガス供給を担ってきた都市ガス会社です。ここではそのうち、もっとも利用者数の多い日本4大都市ガス会社の「デッドライン」をご紹介します。これらはあくまで目安ですが、地域のガス会社に連絡する際の参考になるはずです。

4大都市ガス会社の当日開通受付時間の目安
ガス会社 申し込み方法・期限 最短訪問の目安
東京ガス インターネットで当日7:30まで 当日13:00以降
東邦ガス 電話で当日12:00まで
※平日(月~金、祝日除く)なら電話で12:00~17:00も受付可能
当日13:00以降
※当日中(時間指定不可)
大阪ガス 電話で当日12:00まで 当日中の訪問が可能
西部ガス 電話で当日16:00まで 当日中の訪問が可能

ご覧の通り、基本的には「午前中」が勝負です。東京ガスのようにインターネット申し込みであれば早朝の締め切りが設定されている場合もありますが、電話であれば正午までの連絡で午後の訪問枠に滑り込める可能性があります。

それでも「無理」な日はある

ただし、「午前中に電話すれば絶対に大丈夫」と安心するのはまだ早いです。ガスを使用開始するためには作業員による「開栓作業」が必要となり、電話一本で使用開始のステップがすべて完了するわけではないからです。ガス会社がどれだけ頑張ろうとしても、物理的に作業員の手が足りない時があります。

特に3月から4月にかけての引っ越し繁忙期や、土日祝日は要注意です。この時期は予約が殺到しており、作業員のスケジュールも早々に埋まっていきます。また、そもそも電話窓口自体がかなり混みあっていて、オペレーターに繋がった頃には当日の受付時間を過ぎていた、という悲劇も珍しくありません。

ガスの「開栓作業」って?

開栓作業とは、引越しなどで新しくガスの使用を始める際に、ガス会社の作業員がガスの使用開始場所にてガスの元栓を開けて使用可能な状態にする手続きのことです。室内での安全点検などもあるため、必ず契約者の立ち会いが必要*となります。

*ただし、契約者本人の立ち会いが難しい場合は代理人の立ち会いでもOK

🔥開栓作業の主な流れ

作業自体はスムーズにいけば15分〜30分程度で終わります。

  1. ガスメーターの確認と開栓:担当者が屋外や共用部にあるメーターを操作し、ガスを建物内に流します。
  2. 点検と漏洩テスト:ガス漏れがないか、専用の機器を使って室内外の配管をチェックします。
  3. 燃焼確認:実際にコンロや給湯器を点火し、正常に火がつくか、不完全燃焼が起きていないかを確認します。
  4. 説明と記名・捺印:ガスの安全な使い方や、緊急時の連絡先などの説明を受け、確認書類にサインをします。

本来、いつ申し込むのが正解なのか?

ここまで「ギリギリの申し込み」についてお話ししてきましたが、これはあくまで緊急措置的な対応です。では、スマートな引っ越しをするためには、いつ手続きをするのが理想なのでしょうか。

セレクトラがおすすめするのは「引っ越しの2週間~10日前」です。

その理由は以下の2つです。

  • 複数の選択肢から自分の希望に合ったガス会社を選べる:都市ガス自由化以降、新しいガス会社が市場に参入して消費者の選択肢は増えました。新ガス会社は申し込みの締め切りが早い傾向があるものの、大手ガス会社よりも安価なプランを販売しているところが多くあります。
  • 自分の希望の時間帯に開栓作業に来てもらえる:3~4月の引っ越しシーズンでは申し込みが急増して開栓作業の予定も取りにくくなります。都合の良いタイミングで来てもらうためには早めの申し込みが吉です。

なお、ガス会社は基本的に開栓希望日の1か月前頃から使用開始申し込みを受け付けています。

手続きの前に用意しておくものは?

スムーズに都市ガスを使用開始するために、申し込み前に準備しておくべき情報は以下のとおりです。特に新居の住所や建物の詳細情報は、間違いのないようにしっかり確認しておきましょう。

  • ガスの使用開始手続きに必要な情報
  • 契約者氏名
  • ガスの使用を開始する住所(マンション名・部屋番号まで正確に!)
  • 新居の建物の情報(オートロックの有無、新築か既築かなど)
  • 日中に連絡がつく電話番号
  • 開栓作業に立ち会いをする人の氏名
  • ガス料金の支払い方法(クレジットカード・口座情報など)

当日までに「電気」と「コンロ」の準備を!

また、ガスを使用開始するにあたって、開通立ち会い日までに、「ガス機器」と「電気」を用意する必要があります。

ガス機器が必要となるのは、作業員がその場で接続し、安全に利用できるかどうかを点検するためです。賃貸住宅ではガスコンロや給湯器が備え付けになっている場合が多いため予め準備する必要がない場合も多いかもしれませんが、入居前に設備を確認し、必要なガス機器があれば事前に揃えましょう。

都市ガスとプロパンガス(LPガス)のガス機器は互換性なし

今までプロパンガス(LPガス)を使用していて、都市ガスエリアへの引っ越しとなった場合、残念ながら同じガス機器をそのまま使用することはできません。都市ガスとプロパンガスとでは、熱量が異なり、機器の仕様にも違いがあるためです。買い換えるか、メーカーで部品を交換してもらう必要があります。

また、「ガスの開通になぜ電気が?」と不思議に思うかもしれません。しかし、最近の給湯器やガスコンロの多くは、点火や制御に電気を使用します。ガス漏れ検査や点火テストを行う際、電気が通っていないと正常な動作確認ができないのです。必ず開栓作業の前に電気が使えるようにしておきましょう。

ガス会社はしっかり選んでお得に使おう

2017年以降、東京ガスや大阪ガスといった地域の大手ガス会社以外にも新たなガス会社が登場し、我々消費者の選択肢は大きく増えました。

  • 大手の良いところ:万が一燃料価格が急騰しても急な値上げのリスクがない
  • 新ガス会社の良いところ:大手よりもガス代が安い、ポイントやセット割などの特典が豊富

大手の規制料金プランよりも安いプランを提供しているガス会社がたくさんあるため、おすすめは新ガス会社です。また、万が一燃料価格が急騰した場合でも、ガス会社の切り替えは簡単にできますので、その時点で大手ガス会社にする、という選択肢をとることもできるでしょう。

大手もそれ以外もガスの質は同じ!

どのガス会社を選んだとしても、それによって都市ガスの質が悪くなったりガスが急に切れたりすることはありません。

冷水シャワーの夜を避けるためにも、できるだけ早めのガスの申し込みを心がけつつ、もし忘れてしまった場合も諦めずに午前中の連絡を試みてください。快適な新生活は、温かいお湯と共に始まります。

 

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