【朗報】2月の光熱費も据え置きへ。でも安心は禁物?補助金終了を見据えた賢い節約術
厳しい寒さが続く2月ですが、家計を預かる皆様に「朗報」です。今月利用分の電気・ガス料金には、1月に引き続き政府の補助金が適用されます。
「なぜ今安いのか?」「具体的にいくら助かっているのか?」
今回は、東京電力のモデルケースを用いた料金シミュレーションとともに、来月以降に待ち受ける変化と、補助金に頼らない恒久的な節約術について解説します。
2月も「激変緩和措置」が継続!電気・ガス料金が安い理由
現在、政府による「電気・ガス価格激変緩和対策事業」が実施されています。これは、エネルギー価格の高騰による国民の負担を軽減するため、小売事業者を通じて月々の電気・ガス料金を直接値引きするしくみです。今回の政策では、2026年1月~3月利用分の電気・ガス料金が値引き対象となっています。
2026年2月利用分(3月検針分)については、1月と同水準の補助が適用されることとなっています。
| 電気 | -4.5円/kWh |
| 都市ガス | -18円/㎥ |
国からの補助金が交付されるのは都市ガスのみです。一方で、プロパンガス(LPガス)に対しては、地方自治体が国からの「重点支援地方交付金」を財源として支援金事業を行っています。支援金額は自治体によって異なるため、お住まいのエリアの自治体のホームページ等でご確認ください。
【シミュレーション】あなたの家はいくら安くなる?
では、一般的な家庭でどれくらいの金額が浮いているのでしょうか。
東京電力で「従量電灯B」を契約(契約容量40A)していて、月間280kWh(目安:二人暮らし)を使用した場合の直近3ヶ月の電気料金を比較してみます。
| 利用月 | 補助金の有無 | 電気料金 | 12月との比較 |
|---|---|---|---|
| 12月 (1月検針分) |
なし | 9,599円 | ー |
| 1月 (2月検針分) |
あり | 8,339円 | -1,260円 |
| 2月 (3月検針分) |
あり | 8,376円 | ‐1,223円 |
*電気料金は基本料金・電力量料金・燃料費調整額(補助金適用済み)・再エネ賦課金の合計
なお、12月と1月では燃料価格に変動がなかったため元々の電気料金は同額でした。つまり、補助金によって二人暮らしのご家庭の電気料金が月1,260円も安くなったということです。
【要注意】3月からは補助金が大きく縮小!春先の落とし穴
「こんなに電気代が安くなるんだ。なら3月も引き続き安泰だ」と思いたいところですが、注意が必要です。というのも、この政策では暖かくなり始める3月利用分(4月検針分)から補助金額が縮小される設計となっているためです。
| 電気 | -1.5円/kWh |
| 都市ガス | -6円/㎥ |
上記のとおり、3月からの補助金額は電気もガスも1・2月の半分以下に縮小されることがわかります。
「先月と同じ感覚」が命取りに
ここで怖いのが、「気温が上がってきたから大丈夫」という油断です。
3月は三寒四温で、まだ暖房を使う日も多い時期。もし2月と同じ感覚で電気やガスを使っていると、「使用量は変わらないのに、補助金が減った分だけ請求額が上がる」という現象が起きます。
暖房器具の使用時間が自然と減る時期だからこそ、設定温度の見直しや、厚着をするなどの「基本の節電」に立ち返りましょう。春先の光熱費ショックを防ぐには、今からの意識付けが重要です。
補助金頼みは危険!「自力」で光熱費を安くする根本的な解決策
国による補助金事業は2023年から何度も実施されていますが、これらはあくまで「一時的なドーピング」に過ぎません。財源は税金であり、いつ完全に終了してもおかしくない状況です。
そこで推奨したいのが、補助金に依存せず「自力」で固定費を下げるアクションです。
最強の対策は「新電力・新ガスへの切り替え」
「節電を頑張る」のも大切ですが、我慢には限界があります。最も効果的で持続可能なのは、電力会社・ガス会社そのものを見直すことです。
ここで重要な事実をお伝えします。「政府の補助金(値引き)は、大手電力会社でも新電力会社でも、申請済みの事業者なら一律で適用される」ということです。
つまり、補助金が出る・出ないで会社を選ぶ必要はありません。電力会社・ガス会社を選ぶ際に見るべきは、以下のポイントです。
①基本料金・従量料金単価の安さ
電気もガスも、大手電力会社や大手ガス会社の規制料金よりも単価を安く抑えている新電力・新ガス会社がたくさんあります。切り替えるだけで、使用量が同じでも年間数千円〜数万円の節約になるケースも珍しくありません。
💡例:東京電力「従量電灯」を契約中の人がオクトパスエナジーに電気を切り替えた場合
| 東京電力 | オクトパスエナジー | オクトパスが安い💡 年間節約額 |
|
|---|---|---|---|
| 一人暮らし | 4,657円 /月 | 4,433円 /月 | 2,688円 /年 |
| 二人暮らし | 8,345円 /月 | 7,846円 /月 | 5,988円 /年 |
| 3人世帯 | 9,877円 /月 | 9,249円 /月 | 7,536円 /年 |
| 4人世帯 | 13,078円 /月 | 12,172円 /月 | 10,872円 /年 |
【電気料金比較の条件】
・東京電力「従量電灯B」と、オクトパスエナジー「グリーンオクトパス」を比較
・一人暮らし=契約アンペア30A・月使用量160kWh、二人暮らし=契約アンペア40A・月使用量280kWh、3人世帯=契約アンペア40A・月使用量330kWh、4人世帯=契約アンペア50A・月使用量420kWhで想定。
・2026年2月分の単価に基づく基本料金+電力量料金+燃料費調整額+再エネ賦課金の電気代合計。
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②「セット割」や「ポイント還元」などの特典
「電気とガスを同じ会社で契約したい」場合はセット割を提供している会社を選んだり、日頃からポイ活をしている人は光熱費に応じてポイント還元のある会社を選ぶことで、ライフスタイルに合ったお得さを享受することができます。
例えばエネワンでんきでは、東京電力からの電気の切り替えで以下のように電気料金が安くなることに加えて、電気料金200円(税抜)ごとにPontaポイントが1ポイント貯まります。
| 東京電力 | エネワンでんき | エネワンが安い💡 年間節約額 |
|
|---|---|---|---|
| 一人暮らし | 4,657円 /月 | 4,624円 /月 | 396円 /年 |
| 二人暮らし | 8,345円 /月 | 8,301円 /月 | 528円 /年 |
| 3人世帯 | 9,877円 /月 | 9,743円 /月 | 1,608円 /年 |
| 4人世帯 | 13,078円 /月 | 12,666円 /月 | 4,944円 /年 |
【電気料金比較の条件】
・東京電力「従量電灯B」と、エネワンでんき「エネワンハッピー(一人~二人暮らし)」「エネワンバリュー(3人世帯以上)」を比較
・一人暮らし=契約アンペア30A・月使用量160kWh、二人暮らし=契約アンペア40A・月使用量280kWh、3人世帯=契約アンペア40A・月使用量330kWh、4人世帯=契約アンペア50A・月使用量420kWhで想定。
・2026年月分の単価に基づく基本料金+電力量料金+燃料費調整額+再エネ賦課金の電気代合計。
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補助金があるうちに賢く乗り換えが吉!
ここまでで確認したとおり、私たちの電気代・ガス代は3月使用分まで補助金で一時的に抑えられていますが、4月からは再び負担がもとどおりになる見込みです。この「猶予期間」のうちに、ご家庭の契約プランが今のライフスタイルに合っているか、一度見直してみてはいかがでしょうか。
さらに、2月は引っ越しシーズン前で、各社がお得なキャンペーンを打ち出す時期でもあります。毎月の固定費を削減したい方はぜひ今のうちにご検討ください!
![]() | この記事の執筆者:エネルギー・家計ジャーナリスト Rei N. |
