auでんきのオール電化プランはお得じゃない?唯一「乗り換えてOK」な人の条件とは?

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auでんきのオール電化プランはお得じゃない?唯一「乗り換えてOK」な人の条件とは?

これまで、「auでんきはオール電化だと損」と言われていました。というのも、オール電化専用プランがなかったためです。

ですが、ついに2025年10月に「関東・中部・関西」の3エリアにてオール電化専用プランが正式にリリースされました。

auでんきのオール電化プランにすることで、オール電化のご家庭は電気代がお得になるのでしょうか?ポイントが貯めやすくなるのでしょうか?

記事で詳しく解説します。

auでんきのオール電化プランには誰が申し込める?

まずは誰が利用できるプランなのかをまとめます。

関東・中部・関西の3エリア

2026年1月現在、auでんきがオール電化プランを販売しているのは、関東・中部・関西の3エリアです。

販売エリア
関東(東京電力エリア)
栃木県、群馬県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、静岡県(富士川以東)
中部(中部電力エリア)
愛知県、岐阜県(一部を除く)、三重県(一部を除く)、静岡県(富士川以西)、長野県
関西(関西電力エリア)
滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県(一部を除く)、福井県の一部、岐阜県の一部、三重県の一部

契約できるのは基本的に大手電力会社ユーザー

auでんきがWebで申し込みを受け付けているのは、大手電力会社の以下のプランを契約中の方のみです。

契約中のプラン
東京電力
電化上手/スマートライフS/スマートライフL
中部電力
Eライフプラン+電化割引有/Eライフプラン+電化割引無/スマートライフプラン
関西電力
はぴeタイム+はぴeプラン割引有/はぴeタイムR+電化割引有/はぴeタイム+はぴeプラン割引無/はぴeタイムR+電化割引無

※これ以外の方はauショップなどの店頭で申し込みの受付が可能。ただし一部申し込み不可な場合あり

auでんきのオール電化プラン、お得度検証

続いて、プランのお得度を料金とポイントの観点から検証します。

【電気料金は?】大手電力会社とほぼ同額

auでんきのオール電化プランの料金は、東京電力・中部電力・関西電力の代表的なオール電化プランとほぼ同額に設定されています。

対応するオール電化プラン一覧
大手電力会社 auでんき
東京電力「スマートライフS/L」 オール電化(東京D)
中部電力「スマートライフプラン」 オール電化(中部)
関西電力「はぴeタイムR」 オール電化(関西)

つまり、上記のプランを契約中の方がauでんきのオール電化プランにしても、電気料金は安くなりません

【ポイント還元は?】される・されない両方のパターンあり

auでんきと言えば、Pontaポイントが還元されることが特徴ですが、オール電化プランでは契約内容によってポイント還元の有無が変わります。

ポイント還元なしのパターン

現状の契約内容が以下の場合、auでんきに切り替えてもPontaポイントの還元はありません。

ポイント還元なし
電力会社名 電気料金プラン名
東京電力 スマートライフS/L
ピークシフト
おトクなナイト8/10
夜トク8/12
中部電力 スマートライフプラン/(朝トク)/(夜トク)
ピークシフト電灯
関西電力 はぴeタイム+はぴeプラン割引無
はぴeタイムR+電化割引無
時間帯別電灯
季節別電灯PS
eスマート10

ポイント還元ありのパターン

一方で、Pontaポイントが還元されるのは以下の契約内容です。

ポイント還元あり
電力会社名 電気料金プラン名 還元率
東京電力 電化上手 0.5%
中部電力 Eライフプラン+電化割引有 8.3%
Eライフプラン+電化割引無/タイムプラン(時間帯別電灯) 2.8%
関西電力 はぴeタイム+はぴeプラン割引有
(※割引額:税込料金×10%)
11%
(※税抜料金×11%=左記「はぴeプラン割引額」相当)
はぴeタイムR+電化割引有
(※割引額:税込料金×5%)
5.5%
(※税抜料金×5.5%=左記「電化割引額」相当)

注意!ポイント還元されても実際は得していない?

上記のポイント還元率を見ると10%超えのケースもあり、auでんきがぐっとお得に見えますね。

ただし、実際にこれらの契約内容からauでんきのオール電化プランに切り替えた場合、電気料金は高くなってしまいます。
この高くなってしまった分をPontaポイントで還元することで、最終的な支出が同額になるように、還元率が設定されているのです。

電気料金の差額分をポイントで還元しているため実質お得にはならない
auでんき公式サイトより引用

ざっくり数字で例えると、「大手電力会社を使っていれば電気料金9,000円で済むのが、auでんきにした場合に電気料金が1万円になってしまう。その代わり、差額の1,000円分をポイントで還元しますよ」というシステムです。

この場合、わざわざお金を払ってポイントに代えてもらっている、ということになるので、あまりお得とは言えません

【結論】通常プランと比べてオール電化プランのお得度は微妙

auでんきが昔から販売している一般家庭向けの電気料金プランは、「大手電力会社と料金がほぼ同額、電気料金の0.5~1%はポイント還元」という内容です。

これと比べると、「電気料金が同額でポイント還元がない」、もしくは「電気料金が高くなってしまう場合は差額分をポイント還元で実質同額に」というオール電化プランのお得度は劣ってしまうと言えます。

でも、UQモバイルユーザーはauでんきのオール電化プランにすべき!

ここまでauでんきのオール電化プランを料金・ポイント還元の点から検証して、残念ながら大きなメリットはありませんでした。ただし、auでんきのオール電化プランに価値がないかというと、そんなことはまったくありません。

auでんきのオール電化プランにすべきなのは、ずばりUQモバイルユーザーです。オール電化住宅に住むUQモバイルユーザーは、auでんきのオール電化プランにすることでお得度がぐっとアップします。

auでんきとUQモバイルをセットで利用すると、「自宅セット割」を適用することができます。

ぐっとお得な自宅セット割って?

自宅セット割では、ひと月1回線につき最大税込1,100円が割引となり、さらにご家族も対象プランのユーザーなら最大10回線まで割引を適用することができます。

auでんきのオール電化プランはUQモバイルとセットにするとぐっとお得
auでんき公式サイトより引用

例えば、3人家族全員がUQモバイルのトクトクプランを利用している場合、月3,300円(税込)が割引され、年間で3万円以上お得にすることができます。

電力会社の切り替えだけでここまで大きな金額を節約できるケースはあまり多くないため、電力会社を検討中のUQモバイルユーザーは、ぜひauでんきへの切り替えをおすすめします。

ただし、自動的に適用されるのでなく、自宅セット割への申し込みが必要となりますので注意しましょう。

まとめ:auでんきのオール電化プランはお得?

auでんきのオール電化プランの特徴は以下のとおりです。au経済圏で生活する方にとって無条件にお得、というわけではなく、UQモバイルユーザーのみお得になるプランだと言えます。

  • 電気料金は大手電力会社から切り替えても安くならない
  • ポイント還元はつかない、または還元される場合はその分電気料金が割高になるしくみ
  • UQモバイルユーザーはauでんきに切り替えることでお得なセット割を享受できる

(なお、以前であればau PAYゴールドカードでauでんきの料金を支払うことでPontaポイントが2%増量という特典がありましたが、2026年1月現在は実施終了しています。)

オール電化住宅にお住まいで、電気料金自体を安くしたい、という方は、auでんきではなく他の新電力を選ぶのがよいでしょう。

 

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