空気清浄機の電気代はどれくらい?花粉症がひどい人は3月も電気代を注意すべき?
そろそろ、花粉症の方には最も過酷なシーズンがやってきます。家の中にいても鼻がムズムズ、目は真っ赤……。そんな時の強い味方が「空気清浄機」ですが、ふと気になるのが「24時間つけっぱなしにして電気代は大丈夫?」という点ではないでしょうか。
物価高が続く今、3月の電気代を少しでも抑えたい方に向けて、空気清浄機のコストと花粉対策の真実を詳しく解説します。
空気清浄機は花粉症対策に本当に有効?
結論から言うと、空気清浄機は花粉対策に極めて有効です。
花粉症の症状を抑える最大のポイントは「体内に取り込む花粉の量を減らすこと」。空気清浄機は、以下の2つの理由から室内での花粉曝露(ばくろ)を劇的に減らしてくれます。
HEPAフィルターの威力
多くの機種に搭載されている「HEPAフィルター」は、花粉(約30μm)よりもはるかに小さい0.3μmの微粒子を99.97%以上キャッチできる性能を持っています。
床に落ちる前に吸い取る
花粉は重いため、室内に入ると数分で床に落ちてしまいます。一度床に落ちると掃除機で吸い取るしかありませんが、空気清浄機を稼働させておくことで、空中に浮遊しているうちに効率よく除去できます。
空気清浄機の電気代はどれくらい?「24時間稼働」の現実
では、気になる電気代を見てみましょう。最近の空気清浄機は非常に省エネ設計になっています。
電気代に関してはそこまで神経質にならずに利用ができます。
| 運転モード | 1時間あたり | 24時間(1日) | 1ヶ月(30日) |
| 静音・弱 | 約0.1円 〜 0.2円 | 約2.4円 〜 4.8円 | 約72円 〜 144円 |
| 標準・中 | 約0.3円 〜 0.5円 | 約7.2円 〜 12円 | 約216円 〜 360円 |
| 強・ターボ | 約1.5円 〜 2.5円 | 約36円 〜 60円 | 約1,080円 〜 1,800円 |
※電気料金単価31円/kWh(税込)で計算。機種により異なります。
ご覧の通り、自動運転や弱モードであれば、1ヶ月つけっぱなしにしても「ペットボトル飲料1〜2本分」程度の出費で済みます。「もったいないから」とこまめに消すよりも、常に稼働させて空気の質を一定に保つほうが、健康面でもコスパ面でも優れています。
3月も電気代を注意すべき?むしろ「エアコン」に注意
「空気清浄機自体の電気代は安い」ことが分かりましたが、3月の家計管理において注意すべきポイントが一つあります。それは、空気清浄機と併用する「エアコン」との関係です。
換気後の温度変化に注意
花粉対策として、空気清浄機を回しながら「定期的な換気」を行う方も多いでしょう。しかし、3月はまだ寒暖差が激しい季節です。
- 窓を開けて換気をする
- 外の冷たい空気が入り、室温が急降下する
- エアコン(暖房)が設定温度に戻そうとフルパワーで稼働する
実は、この「温度を元に戻す」際にかかる電気代は、空気清浄機の1ヶ月分に相当することもあります。3月の電気代高騰の犯人は、空気清浄機ではなく、 実はエアコンの負荷であることが多いのです。
エアコン代をグッと抑える3つのポイント
花粉対策と節電を両立させるために、以下のエアコン術を実践しましょう。
- 「窓全開」より「少しずつ」換気する
窓を全開にして一気に空気を入れ替えると室温が激変します。5〜10cm程度の隙間を開けて「サーキュレーター」や「空気清浄機」を窓付近で回せば、室温の変化を緩やかにしつつ、効率よく花粉をキャッチできます。 - 設定温度を「1度」下げる
環境省のデータによれば、暖房の設定温度を1度下げるだけで、消費電力を約10%削減できるとされています。3月は厚着やブランケットを併用し、エアコンのパワーを抑えるのが賢い方法です。 - フィルター掃除を空気清浄機とセットで行う
空気清浄機のフィルターを掃除するタイミングで、エアコンのフィルターもチェックしましょう。目詰まりしたエアコンは吸い込みが悪くなり、無駄な電力を消費してしまいます。
電気代を抑えつつ花粉を撃退する3つのコツ
- 空気清浄機の置き場所は「玄関」か「エアコンの対面」
花粉の侵入経路である玄関に置くか、エアコンの気流がぶつかる場所に置くことで、効率よく花粉をキャッチでき、無駄なハイパワー運転を防げます。 - 加湿機能を賢く使う
湿度が上がると花粉が水分を含んで重くなり、空中に舞い上がりにくくなります。これにより、効率的に清浄を行えます。 - フィルターの掃除を徹底する
フィルターが目詰まりしていると、吸い込む力が弱まり、モーターに負荷がかかって電気代が上がります。2週間に一度はプレフィルターの掃除をしましょう。
まとめ:空気清浄機は「つけっぱなし」が正解
空気清浄機の電気代は、他の家電に比べれば微々たるものです。
3月のつらい花粉症によって仕事の効率が下がったり、重症化して通院・薬代がかさんだりすることを考えれば、「月数百円で家の中の安全を買う」のは非常に賢い選択と言えるでしょう。
電気代を過度に心配せず、賢く自動運転機能を活用して、この花粉シーズンを快適に乗り切りましょう!
![]() | この記事の執筆者:エネルギー・家計ジャーナリスト Rei N. |
