2025年9月分の電気料金も先月に引き続き値下がり

大手電力会社10社、9月分の燃料費調整額は前月に続き値下がり
2025年7月30日、大手電力会社10社は2025年9月分(2025年8月使用分)の燃料費調整額を公開しました。
先月に引き続き、国の「電気ガス料金負担軽減支援事業」による補助金が適用されており、さらに、9月分は補助の金額が大きくなるため、電気料金は8月分と比べてさらに値下がりします。
2025年7月・9月使用分 | 2025年8月使用分 | |
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電気(低圧) | 2.0円/kWh | 2.4円/kWh |
都市ガス | 8.0円/㎥ | 10.0円/㎥ |
2025年9月分の電気代はどのくらい?
平均的な3人暮らし世帯*の2025年9月分(8月使用分)の料金を、前月の料金と比べた場合、大手電力会社10社の規制料金プランにおける値下がり額は以下のとおりです。
2025年9月分の料金は、平均でおよそ220円安くなることがわかります。
*ひと月の使用量を330kWh、アンペア制のエリアは契約容量を40Aと仮定
2025年9月分 | 2025年8月分 | |
---|---|---|
北海道電力 従量電灯B |
12,875円 (-228円) |
13,103円 |
東北電力 従量電灯B |
10,459円 (-224円) |
10,683円 |
東京電力 従量電灯B |
10,636円 (-214円) |
10,850円 |
中部電力 従量電灯B |
10,221円 (-238円) |
10,459円 |
北陸電力 従量電灯B |
10,136円 (-215円) |
10,351円 |
関西電力 従量電灯A |
9,372円 (-132円) |
9,504円 |
中国電力 従量電灯A |
9,710円 (-235円) |
9,945円 |
四国電力 従量電灯A |
10,088円 (-211円) |
10,299円 |
九州電力 従量電灯B |
9,464円 (-198円) |
9,662円 |
沖縄電力 従量電灯 |
10,901円 (-278円) |
11,179円 |
*基本料金(最低料金)・電力量料金・燃料費調整額・再エネ賦課金の合計
補助金の適用、契約者の申請は不要
なお、補助金の申請を行うのは電力会社ですので、補助金を受けるために電気契約者が何かする必要はありません。
大手電力会社10社だけでなく、新電力でも交付申請を行っていれば補助金が適用されます。
電気料金が高い?自分に合ったプランを探すのがおすすめ
補助金の措置で一時的に電気料金は安くなるものの、夏はエアコンの利用等で電気料金が高くなりがち、と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
2016年の電力自由化以降、たくさんの電力会社が多様なニーズに合わせた電気料金プランを販売しています。
自分の電気の使用スタイルに合った電気料金プランに契約を切り替えることで、使用量を減らさずとも電気料金を削減できる可能性があります。
ですので、電気料金に悩んでいる方は、一度お住まいのエリアでサービスを提供している電力会社をチェックすることをおすすめします。
どの電力会社と契約しても、電気の質が変わることはありません。また、切り替えの際も、スマートメーターが取り付けられていれば、工事が発生することもありません。オンラインで簡単に手続きが可能です。