東京電力:東京電力の競合電力会社は?


電力の自由化

今まで、一般家庭において電力会社を選ぶことはできませでした。あまりにその状態が普通だったため、慣れてしまって意識することがなかったかもしれませんが、東京に住んでいれば、東京電力からしか電力を買うことができないのがごく当たり前でした。また、東京電力の管轄は、東京以外にも、群馬県、栃木県、茨城県、埼玉県、千葉県、神奈川県、山梨県、静岡県の一部となっていましたので、これらの地域に住んでいる場合も、自動的に東京電力の電力を使用することになっていました。仮に東京電力の電力は使いたくない、と思った場合でも現在は他の電力会社を選ぶことはできなかったわけです。

このような状況は東京電力に限ったことではなく、電力会社10社(東京電力関西電力中部電力中国電力四国電力北陸電力東北電力九州電力北海道電力沖縄電力)に共通する決まり事でした。

このような地域独占の規制が取り払われ、日本でも電力の自由化されたのが2016年4月のこと。これにより、各家庭は好きな電力会社を選べるようになったわけです。とても画期的なことのようですが、すでに、欧州の多くの国(イギリス、フランス、ドイツ、イタリアなど)やアメリカ(一部州)などではすでに自由化がされていたので、先進国のなかではやっと日本でも自由化された、ということでしょうか。具体的に何が変わるかと言えば、すでにお分かりの通り、2016年4月以降は、好きな電力会社を選んで契約をすることができます。電力会社にとっては競争が激しくなりますので、より企業努力が必要となり、より魅力的な電力プラン、よりスムーズなカスタマーサービス、さらには電力料金の値下げなどが期待されます。

東京電力以外にどんな電力会社がある?

電力自由化により自由に電力会社を選べるようになったとなれば気になるのは他にどんな電力会社が新たに選択肢に加わったかということ。

既存の電力会社10社(東京電力、関西電力中部電力中国電力四国電力北陸電力東北電力九州電力北海道電力沖縄電力)に加わり、新たにどんな電力会社が電気の販売をしているのでしょうか?

新たに電力市場に参入してきた電力会社は、一般的には、PPS (Power Producer and Supplier) や新電力と呼ばれてますが、現在以下のような新電力が登場しています。

エリアの欄に「関東」と記載されている箇所がかつての東京電力のエリアに電力を供給している新電力です。

新電力一覧
新電力 エリア 電気料金の特徴など
東京ガス
  1. 関東
  • 東京ガスと都市ガスの契約をしている場合は、電気料金が月額270円割引になります。
大阪ガス
  1. 関西
  • エネファームやエコウィルを持っている家庭向けのプランも用意されています。
東邦ガス
  1. 中部
  • 基本料金が中部電力より安く設定されています。
  • 床暖房割引や、エネファーム割引が用意されています。
静岡ガス
  1. 中部
  • 料金詳細はまだ未発表です。
西部ガス
  1. 九州
  • 福岡・長崎・熊本の一部エリアで契約可能です。
  • いずれも九州電力より安い料金設定となっています。
北海道ガス
  1. 北海道
  • 給湯・暖房・融、雪割 給湯+暖房割 、マイホーム発電割という3種類の付帯メニューがあります。
Looopでんき
  1. 関東
  2. 関西
  3. 中部
  • 5月末までに申し込むと基本料金はゼロ円という画期的なプラン!
中部電力       
  1. 関東
  2. 関西
  3. 中部
東北電力  
  1. 関東
  2. 東北
  • 東北もしくは関東に住んでいる場合申し込みが可能です。
東急パワーサプライ
  1. 関東
  • 東急グループによる電気小売会社です。
  • 東急沿線に住んでいる場合は注目です。
ミツウロコ
グリーンエネルギー
  1. 関東
  2. 関西
  3. 中部
  4. 東北
  5. 九州
  6. 四国
  • 風力発電を中心に自社の発電施設を持っている電力会社です。
東燃ゼネラルグループ
  1. 関東
  2. 関西
  3. 中部
  • 天然ガス発電所、火力発電所など自社の発電施設を持っています。
イーレックス
  1. 関東
  2. 関西
  3. 中部
  4. 東北
  5. 九州
  6. 中国
  • 新電力として2016年の電気小売完全自由化以前から高圧需要家に電気を販売してきた経験のある会社です。
ソフトバンク
  1. 関東
  2. 関西
  3. 中部
  4. 北海道
  • おうち割(100円/月)サービスのような独自の割引サービスがあります。
  • 再生可能エネルギーにより発電された電気(FIT電気)も選ぶことが出来ます。
AUでんき
  1. 関東
  2. 関西
  3. 中部
  4. 九州
  5. 中国
  6. 四国
  7. 北海道
  8. 北陸
  • AUの携帯電話契約をと電気をセットで契約することで、電気料金が安くなるプランなどがあります。
エネワンでんき
  1. 関東
  2. 中部
  3. 東北
  4. 九州
  5. 北海道
  • 多く電力を使うほどお得になるような料金設定になっております。
アイ・グリッド・
ソリューションズ(スマ電)
  1. 関東
  2. 関西
  3. 中部
  • スーパーで購入できる電気料金プランです。
エネオスでんき
  1. 関東
  • ENEOSカードで電気料金を支払うと、ガソリン・灯油・軽油が割引になる「ENEOSカード割引」があるので、車によく乗る方にはおすすめです。
HTBエナジー
たのしいでんき
  1. 関東
  2. 関西
  3. 中部
  4. 東北
  5. 九州
  6. 中国
  • 大手電力より5%安いという分かりやすい料金設定です。名前もユニークです。
丸紅新電力
  • 関東
  • 関西
  • 九州
  • 商社として有名な丸紅よる電気小売り会社です。
  • 料金の一部を緑の保全活動にあてるといったオリジナルのプランがあります。
ジェイコム
  1. 関東
  2. 関西
  3. 東北
  4. 九州
  • J:COMのTV、インターネット、電話、携帯電話契約を長期契約することで、電力量料金が安くなるプランを提供しています。
eo電気
  1. 関西
  • 電力量料金が段階別に分かれていないオリジナルのプランです。
ローソン
  1. 関東
  • 電気料金に応じてPontaポイントがたまったり、クーポンがもらえます。
中央セントラルガス
  1. 関東
  • 中央セントラルガスのLPガスと電気をセットで契約することで、電気料金が安くなるプランです。
昭和シェル石油
  1. 関東
  • 東京電力の管轄エリアの管内の昭和シェルのガソリンスタンドで給油をすると電気料金が10円/L安くなるプランです。(値引きの上限は100L/月です。)
エネワンでんき
  1. 関東
  • 多く電力を使うほどお得になるプラン設定になっています。
和歌山電力
  1. 関西
  • 200kWhからの電気料金関西電力よりも安く設定されています。
坊っちゃん電力
  1. 四国
  • オリジナリティある電気料金名と料金体形になっています。
東京電力の競合となる電力会社は?

東京電力の競合電力会社は?

東京電力の競合はどこになるのか?東京電力より安い電気料金プランを提供しているすべての電力会社は東京電力の競合となると考えるのは普通でしょう。例えばHTBエナジーなどは、はっきりと東京電力より5%安い電気料金を設定しています。

ところが、やはりマーケティング力、営業力、既存の顧客数などを考えてもしばらくは大手が東京電力の事実上の競合になると考えられます。その中でも一番は、やはり東京ガス一番優勢と考えられます。実際、2016年2月24日現在で電気料金契約の切り替えに東京電力から東京ガスを選んだ人は5万40000人に上っています。これは、電力会社を実際に切り替えた人のうちおよそ3分の1が東京ガスを選んでいるという計算になります。

すでに東京ガスの顧客の場合は、切り替え先を東京ガスにするというのが安心なのも納得ができます。しかし電気の自由化はまだ始まったばかりです。これからどうなるかはまだ分かりません。2017年にはガスも自由化されますのでまだまだ分かりません。東京電力がガスを売り出す、ということも可能性としては大いに考えられます。