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LPガスはどのような仕組みで供給されているの?

LPガス仕組み

日本のガス供給の約4割を担っているLPガスの供給ルートは、道路下のガス導管を通じて各需要家に届けられる都市ガスとは大きく異なっています。LPガスはどのようにして家庭に供給されているのか、都市ガスとの違いも紐解きながら説明します。供給業者や容器についても説明します。

  • LPガスの供給は仕組みは、輸入されてから、輸入基地、二次基地、充填所などを経由して各家庭に届けられます。
  • LPガスの供給業者は2万以上と大変多いです。
  • LPガスの容器は鋼製の溶接容器がほとんどですが、近年、軽くておしゃれなプラスチック製のFRP容器も登場しています。

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LPガス・輸入から家庭へのガス容器配送まで

LPガス

都市ガスもLPガスも原料のほとんどを輸入に頼っています。

LPガス都市ガスも原料のほとんどを輸入に頼っていますが、LPガスの場合、輸入されたは液化石油ガス(LPG)は、LPガスタンクに貯蔵された後、タンクローリーによって充填所に運ばれます。ここでLPガス容器に詰め替えられた後、各需要家のもとに届けられます。主な流れは以下の様なものです。

  1. 輸入基地への貯蔵:海外から輸入される液化石油ガス(LPG)は、低温で液化された状態でオーシャンタンカー(外航船)によって国内の輸入基地に輸送され、そのまま貯蔵されます。
  2. 二次基地への輸送:輸入基地から国内の二次基地に輸送する際には、常温・高圧で液化され、コースタルタンカー(内航船)で輸送されます。
  3. 充填所への輸送:二次基地からは、タンクローリなどに積み込まれ、全国各地にあるLPガス充填所まで輸送されます。
  4. LPガス容器への詰め替え:LPガス充填所に輸送されたLPガスは、LPガス容器へと小分け充填されます。
  5. 需要家へ供給:LPガス容器に詰め替えられたLPガスは、トラックで各需要家のもとに配送されます(大口需要家に対しては、コースタルタンカーやタンクローリで直接運ぶ場合もあります)。

このように、輸入から需要家への供給まで、幾つかのステップを踏みます。このため、LPガスの供給ルートは、輸入と生産を行う「元売業者」、LPガスの容器充填を行う「卸売業者」、各家庭へLPガスを販売する「小売業者」で構成されることがほとんどです。

もっとも近年では物流合理化がすすみ、この経路を可能な限り短縮する傾向にあります。中には輸入基地で容器に充填して、直接需要家の元に運ばれるような極端なケースも存在します。

LPガス容器から家庭で使うまで

需要家の元に届けられたLPガス容器から、実際に各世帯のキッチンにLPガスが届くまでの供給システムは、大きく分けて2通りあります。なぜ複数通りあるかという事にも繋がりますが、LPガスのボンベは、必ずしも家ごと、世帯ごとではありません。集合住宅や小さな集落などの場合、複数世帯分、まとめてLPガス容器を配送し、そこから導管等を伝ってガスが届く場合もあります。

個別供給システム

個別供給システムは最も一般的な形態で、各世帯ごとにLPガス容器を設置して供給する仕組みです。家にLPガス容器がある、という方はこちらの個別供給システムになります。使用量は消費先に設置されたガスメーターに示されます。

導管供給システム

導管供給システムは、特定のLPガス供給設備から道路下に埋設された導管を経由して各世帯へLPガスを供給する仕組みです。使用量は個別供給システムと同様に、消費先に設置されたガスメーターでカウントされます。

なお、導管供給システムは供給規模によって「小規模導管供給」と「簡易ガス供給」の2つに分かれます。

70戸未満の消費先へLPガスを供給する場合は「小規模導管供給」、70戸以上の比較的規模の大きい団地やマンションなどの消費先へLPガスを供給する場合には「簡易ガス供給」になります。

そして、前者はLPガスを統制管理する「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」、通称「液石法」が適用されますが、後者は「ガス事業法」が適用されます。この法制上の違いのため、簡易ガス供給は、小規模導管供給とは違い、都市ガス事業者の既得供給区域内では原則的として設置することができません。

バルク供給システムバルク供給システムとは、一般住宅や集合住宅、業務用住宅などに設置されたバルク貯槽に、バルクローリで直接LPガスを充填する供給方式です。

長年、製鉄所や工場など、比較的大量にLPガスを消費する事業者向けの供給方式として用いられてきましたが、1997年(平成9年)の法改正によって一般世帯のような小口需要家への供給方法として用いることも可能となりました。

一度に大量のLPガスを輸送できるため、より安定した供給が可能となることに加え、配送の合理化や保安の高度化、美観の向上など、多くのメリットがあるため、従来の容器交換方式に代わるものとして注目されています。

LPガス

小型のLPガスのボンベは持ち運びがし易いため、野外バーベキューなどでも活躍。

LPガスの供給業者

LPガスの供給の仕組みを一通り見ました。それでは、LPガスにはどのような供給業者がいるのでしょうか。

私たちは、居住地域にあるLPガス会社の中から自由に会社を選んで契約を交わすことができます。

現在国内には2万社以上のLPガス会社があると言われています。これが、都市ガスと大きく異なる点といえます。都市ガスは今のところはまだ居住区によって供給契約を交わすガス会社が決まります。ただし、2017年4月のガス小売り自由化後はこの都市ガス供給の体系も変化していくと思われます。

LPガスの供給業者は2万社以上ありますが、岩谷産業、ニチガス、などが販売量の多い大手供給業者です。

LPガス容器の種類と管理

LPガスを充填するLPガスの容器は、高圧ガス保安法の製造基準に則って製造されています。その種類は一般家庭用から業務用、自動車用、工業用など、供給形態に応じて多種多様です。

LPガス容器の種類
容器の種類 容量 需要家
通常容器 2~50kg 一般家庭用
大型容器 450~500kg 工業用
特殊容器 (サイフォン管付き) 大量消費供給用
バルク容器 500~2900kg 工業用

LPガス容器は、全て、法律の定める年限内に保安上の再検査を受けることが義務付けられています。

LPガス

LPガスのボンベの形も最近は様々。おしゃれなFRP容器

基本的には、鋼鉄、アルミ合金製の溶接容器がほとんどですが、近年、新しいタイプのFRP容器も登場しました。

FRP容器は、オールプラスチック製で、重量が鋼製容器の半分程度と軽いので運びやすく、カラフルで美観性に優れ、室内に置いても違和感がありません。とにかく、製造、使用、移動時等の環境負荷が小さいので、今後は普及が見込まれます。

このFRP容器は、欧米では早くから実用化され、70ヶ国以上で1,000万本以上販売されるなど普及が進んでいますが、日本ではFRP容器に関する規格が整備されておらず、製造、輸入、販売ができない状態となっていました。
2015年にようやく法的整備が完了し、現在はFRP容器の製造および販売が可能になっています。

なお、LPガスでかつては起こっていた漏洩、爆発、火災等の事故も、マイコンメーターや警報機、ヒューズコックといった安全機器の取り付けが徹底されたため、都市ガスレベルあるいはそれ未満にまで減っています。

東日本大震災の際に、災害対応能力の高さを証明したLPガス。今後ますます保安性や供給の確保、有効な使用法が開発されることが期待されます。

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