電気代がいくらになるかは、月に、もしくは年間に使用する電化製品のkWh(キロワットアワー)を把握することで簡単に計算することができます。ちなみに、日本の年間電気使用量は1世帯あたり平均で4,600kWhとなっています。実際自分の家庭がどのくらい消費をしているかは、月々の検針票で確認することが出来ます。
冷蔵庫の電力消費量と電気代

夏と冬とでは設定温度の変更をこころがけてみましょう。
それでは、日本の電気使用量の内訳のうち、第一位となっているはどの電化製品でしょうか?それは、電気冷蔵庫で、14.2%(省エネルギー庁の資料より)を占めます。それでは、この電気冷蔵庫の年間の電力消費量とその電気代はだいたいいくらになるでしょうか。
各電機メーカーのカタログを見ると、冷蔵庫の年間消費量はだいたい200-300kWhになっています。またその電力料金を求める場合、各電機メーカーは、主要電力会社10社の平均電気料金で計算をしカタログに載せています。
それでは具体的に、各電力会社の料金で冷蔵庫の電気代を調べてみるとどれくらいになるでしょうか。もう少し詳しく見てみます。
電気料金にはいろいろなプランがありますが、ここでは各社の「従量電灯」プランで計算してみます。
従量電灯プランは電力の消費量により三段階に分かれています。冷蔵庫の年間消費量を250kWhそして料金単価を120kWh-300kWhの値段で計算をしてみると、
東京電力の場合 :250kWh(年間消費量)× 25.91(円/kWh)= 6,478円
北海道電力の場合:250kWh(年間消費量)× 29.72(円/kWh)= 7,430円
北陸電力の場合 :250kWh(年間消費量)× 21.29(円/kWh)= 5,322円
となります。
- 設定温度を変える : 室内の温度が低くなる冬は冷蔵庫の設定温度も下げることによって省エネにつながります。
- 冷蔵庫は壁から離れて設置する : 熱が逃げやすいように壁から話して冷蔵を設置しましょう。直射日光やガスコンロから遠い場所におくことも肝心です。
- 冷蔵庫に入れるものは厳選して : 暑いものは冷まして入れるなど気を付けることで電気の消費量を減らすことができます。
2015.08
照明器具の電力消費量と電気代
冷蔵庫に続き、日本の電気使用量のうち2番目に多いものは、照明器具となっています。それでは照明器具の消費電力と電気代をみてみます。
今使用している蛍光灯の消費電力が40W(ワット)だとします。(消費電力は、製品に記載されているのですぐにチェックすることができます。)40Wをキロワットにすると0.04kWhになります。なので12時間40Wの蛍光灯を付けていたとしたら、0.04kWh x
1kWhあたりの値段で計算することができます。
各電力会社の料金で比べてみます。こちらでは東京電力、北海道電力、、北陸電力でくらべてみます。300kWh以上使用した場合の料金で見てみます。年間を通してみると料金に差が出るのが分かります。
![]() |
東京電力 | 北海道電力 | 北陸電力 | |
---|---|---|---|---|
半日使った場合 | 12時間 | 359.16 | 400.44 | 275.76 |
1日中使った場合 | 24時間 | 718.32 | 800.88 | 551.52 |
半日1週間使った場合 | 84時間 | 2514.12 | 2803.08 | 1930.32 |
半日1か月使った場合 | 360時間 | 10774.8 | 12013.2 | 8272.8 |
半日1年使った場合 | 4380時間 | 131093.4 | 146160.6 | 100652.4 |
2015.08

照明の電気消費量はこまめに電気を切る、不要な電気は消すに限ります。
照明器具は使用する時間によって単純に電気の消費量一定でが増えます。明るさが欲しいときには、照明器具の掃除をおすすめしますが、そうでない場合はやはりこまめに電気を切ることが肝心です。
- 白熱灯はLEDに : 白熱灯を使用している場合にはLEDへの切り替えがおすすめです。
- 明るさはルーメン(lm)という単位をチェック : 明るさの度合いはルーメン(lm)という単位でチェックします。パッケージに記載があります。