都市ガス会社 - 都市ガス事業

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一般ガス事業者(都市ガス)

都市ガスに使用される天然ガスの多くは輸入されたものです。

都市ガスってなに?

我々の利用しているガスには、都市ガスとLPガスの2種類があります。都市ガスは一般ガス事業者、LPガスはLPガス販売事業者によって提供されています。都市ガスの原料は天然ガスで、地中に埋められた導管を通って直接各確定に供給されています。

日本には都市ガス会社が209社(うち公営事業者は28社)あります。このように非常に多くの都市ガス会社が日本には存在していますが、売上やガス販売量では一部の都市ガス会社、具体的には、東京ガス、東邦ガス、大阪ガス、西部ガスの4社が大手として高い市場占有率を有しています。

都市ガスとは? - LPガスとの比較
  都市ガス LPガス
事業者 一般ガス事業者(全国で209事業者) LPガス販売事業者(21,000事業者)
原料 天然ガス 液化石油ガス
供給方法 ガス導管を通して供給される ガスボンベに入れられて供給される
種類 都市ガス会社によって種類が異なる。 どこでも同じ
法律 ガス事業法 液化石油ガス法

都市ガス事業はガス事業法によって管理されています。このガス事業法によれば、一般ガス事業(都市ガス事業)は、以下のように定義されています。

都市ガスの特徴

都市ガスは上記の一覧にあるように、天然ガスを主な原料としており、ガス導管を通して各家庭に供給されます。また、同じ都市ガスであっても、製造方法や発熱量により種類が分かれています。ガスの種類が変わると、同じガス機器が使えなくなる場合もありますので、この点は注意が必要です。引っ越しの際はよく確認してください。

都市ガスの種類
ガスグループ 標準発熱量(Kcal/m3
13A 10,000 - 15,000
12A 9,070 - 11,000
6Ad 5.800 - 7,000
5C 4.500 - 5,000
L1 4.500 - 5,000
L2 4.500 - 5,000
L3 3,600 - 4,500

都市ガスの原料

都市ガスの原料は、1960年頃までは石油系ガスが主に使われていましたが、後に熱量の高い天然ガスの使用がされるようになりました。そして1969年以降は液化天然ガス(LNG)の輸入が開始されました。天然ガスの成分のほとんどはメタンでできており、硫黄酸化物を含みません。そのため、硫黄酸化物対策(SOx)が不要という長所があります。硫黄酸化物は(SOx)は硫黄の含まれる鉱石、石炭、石油を燃焼させた時に排出される硫黄と酸素の化合物で、大気汚染の原因となっています。中国で起きている大気汚染はこの硫黄酸化物(Sox)によるものです。

地球温暖化防止のために活用が期待されるコージェネレーションシステムの水素減としての利用も期待されており、天然ガスは常用度の高い原料です。

現在日本で使用される天然ガスの97%は輸入に頼っており、半分以上がオーストラリアの含むアジア太平洋地域となっています。輸入される天然ガスは、圧力をかけながらマイナス162度まで冷やされ液体にされます。このように液体にされたものをLNG(Liquified Natural Gas)つまり、液化天然ガスと呼びますが、このLNGがタンカーに載せられ日本に運ばれてきます。天然ガスを液体にすると体積が1/600になりますので大量に運ぶことができます。

天然ガスの輸入先
順位 天然ガス輸入国 割合(%)
1 オーストラリア 20.9
2 カタール 18.4
3 マレーシア 17.1
4 ロシア 9.8
5 インドネシア 7.5
6 UAE 6.0
7 ブルネイ 5.4
8 オマーン 4.8
9 ナイジェリア 4.4
10 その他 5.5%

財務省貿易統計

このように海外から輸入されたLNGは「1次基地」にて受け入れられます。日本には28カ所、1次基地が存在しており、大手ガス会社、ガス会社がそれらを所有しています。

都市ガスの料金

都市ガスは公共料金と考えられ、その料金に関しては国による認可制となっています。しかしながら、現在すでに向上の大口の需要家に対してはその規制は緩和され自由に価格が設定できるようになっています。

都市ガス料金のしくみ

都市ガス業者は日本に多く存在していますが、その料金設定に関してはほとんど共通しており、家庭向けの都市ガスの料金は以下のように構成されています。

ガス料金=「基本料金」 + 「ガス使用量料金(単位料金:m3あたり)× ガス使用量」

基本料金はガスを使用しなかった場合でもガスの契約をしている限り、毎月必ず支払わなくてはいけない料金です。また、ガス会社によってこの基本料金も異なります。一方、ガス使用量料金はその月に使用したトータルのガスの使用量(m3)× 1m3あたりの料金単価によって決定されます。この1m3の料金もガス会社によって異なります。

他にもエコジョーズや温水床暖房を使用している家庭向けのプランも用意されています。

ガス事業者が使用している液化天然ガス(LNG)の輸入価格の変動に対応すために「原料費調整額」が輸入価格に応じて毎月、ガス使用量料金に負加算されます。(原料費調整制度による。)

一般家庭向けのガスの供給は規制がまだされているため、一般ガス事業者(都市ガス事業者)の料金の設定にはは経済産業省の許可が必要です。実質的には自由に料金を決められません(ガス事業法による)。ちなみに値下げをする場合は届けだけで料金を変更できるようになっています。

ガスの小売り自由化

都市ガス供給の地域独占は、現在はガスの使用が10万m3以下の需要家に限られています。

大口需要家へのガス供給の地域独占はすでに規制が緩和されており、大、中、小規模工場や商業施設は地域のガス会社以外のガス会社からガスを購入できることになっています。

大口の需要家へのガスの販売が自由化された結果、日本全国のガスの消費量の60%がオープンになったことになります。

そして2017年には、一般家庭部門も小売りの自由化が行われる予定となっています。

ガス自由化

2017年の自由化で家庭のガス料金が安くなるかもしれません。

 

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