Looopでんきのガス | プラン概要や料金まとめ・他社との比較

電気ではすでに20万件の契約実績があるLooopでんき。2019年より関東エリアを対象に都市ガス「Looopガス」の販売もスタートさせました。この記事では、Looopガスのサービス内容や料金プラン、申し込み方法などについてまとめています。東京ガスと比べてどのくらいお得になるかも調べました。
Looopガスの概要
Looopガスは、株式会社Looopが提供する都市ガスです。
株式会社Looopは、2016年の電気小売り自由化スタートに合わせてLooopでんきの販売を開始した新電力です。「基本料金0円、従量料金が1段階」というシンプルさが特徴で、電気の使用量が多いほど大手電力会社よりお得になる電気料金プランが人気を集めています。販売開始からわずか4年後の2020年に契約数延べ20万件を達成している注目の新電力のひとつです。
この株式会社Looopが2019年10月に販売開始したのがLooopガスです。Looopガスは関東エリアにおいて、Looopでんきとのセットプランとして提供されています。次の段落で詳しく見ていきましょう。
なお、Looopガスは、中部電力と大阪ガスの合弁会社である株式会社CDエナジーダイレクトから供給されています。株式会社LooopはCDエナジーダイレクトの取次店として、Looopガスを提供しています。そのため、ガス事業法に基づくガス機器の調査は、CDエナジーダイレクトが委託する業者が実施することとなります。
Looopガスの供給エリア
Looopガスは、関東エリアの東京ガスの供給エリアにてサービス提供を行っています。現在東京ガスをご利用の方であれば、Looopガスに切り替えることが可能です(ただし日立市を除く)。
Looopガスの供給エリア詳細は以下の表のとおりです。お住まいの地域が該当するかどうかご確認ください。
都道府県 | 市町区村 |
---|---|
東京都 | 東京23区・八王子市・立川市・武蔵野市・三鷹市・府中市・昭島市・調布市・町田市・小金井市・小平市・日野市・東村山市・国分寺市・国立市・狛江市・東大和市・清瀬市・東久留米市・多摩市・稲城市・西東京市・武蔵村山市 |
神奈川県 | 横浜市・川崎市・横須賀市・平塚市・鎌倉市・藤沢市・茅ヶ崎市・逗子市・相模原市・三浦市・大和市・海老名市・座間市・綾瀬市・葉山町・寒川町・大磯町・中井町・開成町・南足柄市 |
千葉県 | 千葉市・木更津市・八千代市・君津市・富津市・四街道市・袖ヶ浦市・八街市・佐倉市・印西市・白井市・成田市・富里市・酒々井町・芝山町・多古町・栄町 |
埼玉県 | さいたま市・川口市・所沢市・上尾市・草加市・蕨市・戸田市・朝霞市・和光市・新座市・久喜市・八潮市・三郷市・蓮田市・伊奈町・白岡市・熊谷市・行田市・深谷市・鴻巣市・羽生市 |
茨城県 | 竜ヶ崎市・牛久市・つくば市・取手市・つくばみらい市・稲敷市・利根町・阿見町・美浦村 |
栃木県 | 宇都宮市・真岡市・上三川町・芳賀町・高根沢町・壬生町 |
群馬県 | 千代田町・邑楽町・明和町 |
でんきとセットでお得なプラン
Looopガスは、Looopでんきとセットで契約することを条件に提供されています。「Looopガスだけ」の申し込みはできませんのでご注意ください。
LooopガスとLooopでんきをセットで契約すると、「ガス割」として電気料金が2%割引になる特典があります。Looopでんき・ガスともに料金プランがわかりやすく、大手電力・ガス会社よりもお得になりやすい価格設定がされています。そのうえセットにすると割引がありますから、電気・ガスの切り替えを考えている方は、Looopでんき+ガスの契約を検討してみるのもいいかもしれません。料金設定については次の段落でご確認ください。
なお、Looopでんきに関しては電気のみの契約が可能ですから、まずは電気を切り替えてみようという人は、Looopでんきの申し込みだけしてみるということもできます。
Looopガスの料金
Looopガスの料金と、Looopガスとのセット契約が必須であるLooopでんきの料金についてご紹介します。
Looopガス料金表
Looopガスの料金表は以下のとおりです。分かりやすいように、関東エリアの最大手である東京ガスの料金と並べて比較しています。なお、東京ガスの料金プランはもっともスタンダードな一般料金を掲載しています。「今まで一度も都市ガスを切り替えたことがない」という方はこちらのプランを契約していると考えてほぼ間違いないでしょう。
基本料金(円/月) | ||
---|---|---|
1ヶ月のガス使用量 | Looopガス
料金プラン |
東京ガス
一般料金:東京地区 |
0m³から20m³まで | 1000.00円 | 759.00円 |
20m³をこえ80m³まで | 1056.00円 | |
80m³をこえ200m³まで | 1232.00円 | |
200m³をこえ500m³まで | 1892.00円 | |
500m³をこえ800m³まで | 6292.00円 | |
800m³まで | 12452.00円 | |
従量料金(円/1m3) | ||
Looopガス
料金プラン |
東京電力
一般料金 |
|
0m³から20m³まで | 128.00円 | 145.31円 |
20m³をこえ80m³まで | 130.46円 | |
80m³をこえ200m³まで | 128.26円 | |
200m³をこえ500m³まで | 124.96円 | |
500m³をこえ800m³まで | 116.16円 | |
800m³まで | 108.46円 |
表を見るとわかるとおり、Looopガスはガスの使用量に関わらず、基本料金・従量料金ともに一律となっています。でんきと同じく、シンプルで分かりやすい料金設定ですね。
LooopガスVS東京ガス:料金シミュレーション
Looopガスを実際に使ってみた場合、東京ガスと比べて料金の差がどのくらい出るのか、計算してみました。
一般家庭で使用される都市ガスの消費量は年間約340㎥とされており、単純にこれを12カ月で割ると28.33㎥となります。ただし、ガスは季節によって使用量の増減がありますから、使用量の少ない月、多い月も想定して計算してみます。
ひと月当たりの使用量 | Looopガス | 東京ガス
一般料金 |
Looopガスとの差額 |
---|---|---|---|
15㎥ | 2,920円 | 2,938円 | 18円 |
30㎥ | 4,840円 | 4,969円 | 129円 |
45㎥ | 6,760円 | 6,926円 | 166円 |
※小数点以下切捨て、両者とも原料費調整額は考慮しない
セット割適用のLooopでんき料金表
こちらは、Looopでんきの関東エリアの料金に、ガス割(通常料金から-2%)を適用した場合の料金表です。分かりやすいように、地域の大手電力会社である東京電力の料金表と並べて掲載しています。なお、従量電灯Bは東京電力のもっともスタンダードな一般家庭向けのプランです。関東エリアで電気を切り替えたことがないというご家庭は、こちらのプランを契約している可能性が高いと言えます。
契約アンペア数 | 基本料金 | |
---|---|---|
Looopでんき
おうちプラン(関東) |
東京電力
従量電灯B |
|
10A | 0円 | 286.00円 |
15A | 429.00円 | |
20A | 572.00円 | |
30A | 858.00円 | |
40A | 1144.00円 | |
50A | 1430.00円 | |
60A | 1716.00円 | |
電力消費量(kWh) | 1kWhあたりの値段(円) | |
Looopでんき
おうちプラン(関東) |
東京電力
従量電灯B |
|
0 - 120kWh | 26円 | 19.88円 |
120 - 300kWh | 26.48円 | |
300kWh以上 | 30.57円 |
東京電力では契約アンペア容量が大きくなるにつれて、基本料金が高くなるしくみです。一方で、Looopでんきでは契約アンペア容量に関わらず基本料金は0円です。そのため、契約アンペア容量が大きいほど、Looopでんきへの切り替えで基本料金分の電気代を節約することができます。
また、Looopでんきの従量料金は、電気使用量が120kWhを超えると東京電力の従量料金よりも安く設定されています。そのため、電気使用量が多いご家庭ほど電気代がお得になるしくみとなっています。反対に、一人暮らしなどで極端に電気使用量が少ない場合はLooopでんきでかえって電気料金が高くなってしまうこともあるため注意が必要です。
切り替えを検討する際には、ご家庭の電気使用量を確認し、きちんとシミュレーションを行うようにしましょう。
LooopでんきVS東京電力:料金シミュレーション
ガス割を適用したLooopでんきと、東京電力の従量電灯Bプランについて、実際に使用した場合に電気代がいくらかかるのかをシミュレーションしてみました。
契約アンペア容量
・電気使用量 |
Looopでんき
おうちプラン |
東京電力
従量電灯B |
Looopでんきとの差額 |
---|---|---|---|
30A・200kWh | 5,200円 | 5,362円 | 162円 |
30A・300kWh | 7,800円 | 8,010円 | 210円 |
40A・300kWh | 7,800円 | 8,296円 | 496円 |
40A・400kWh | 10,400円 | 11,353円 | 953円 |
50A・400kWh | 10,400円 | 11,639円 | 1,239円 |
Looopガスと同様、Looopでんきも電気の使用量が多いほど節約できる額が大きくなることがわかります。家族の人数が多い世帯や、在宅時間が多い世帯などでは、電気・ガスの使用量も多くなるため、Looopでんきとガスのセットを契約することで、光熱費をぐっと節約できる可能性が高いでしょう。
Looopガスの申し込み・解約
Looopガスの申し込み方法や解約条件について確認します。
Looopガスの申込方法
Looopガスへのお申し込みは、Looopでんきの公式サイトから行うことができます。Looopでんきに未加入の方は、まずLooopでんきの申し込みを行い、続いてLooopガスの申し込みに進む流れになります。すでにLooopでんきに加入している場合は、マイページから申し込み手続きを行います。
Looopガスの切替手続きは、申し込みから1~5週間で完了します。ガスの新規申込の際には、Looopガスの供給元であるCDエナジーダイレクトが委託する業者が行う開栓作業への立ち会いが必要となります。
なお、現住居にてガスの切り替えを行う場合、今契約中のガス会社との解約手続きについては、Looopガスが代行してくれます。自分で何か手続きをする必要はありません。
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Looopガスの解約条件
LooopでんきもLooopガスも、契約期間は1年の自動更新となっています。ただし、契約期間の途中で解約する場合でも、解約金は一切発生しません。また、一部の新電力で設定されている「契約事務手数料」「解約事務手数料」などの費用もありません。ガス代・電気代以外の余計な費用がかかることがないため、安心して利用することができます。
なお、Looopガスから他のガス会社に切り替えるので解約したい、という場合は、新しいガス会社が解約手続きを行ってくれるため、自分で何かする必要はありません。
Looopガスの連絡先
電話番号 | 0120-707-454 |
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受付時間 | 年中無休 午前9時〜午後8時 |
電話番号 | 0570-002-299(ナビダイヤル)
ナビダイヤルを利用できない場合:03-6735-8899 |
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受付時間 | 毎日24時間対応 |