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夏のエアコンの電気代はいくら?

夏のエアコンの電気代はどれくらい?

夏場のエアコンの電気代について考えます。電気代がいくらになるか、どのように節約できるかを確認します。上手にエアコンを使用して、快適な夏を過ごしましょう。


夏場の電気使用量に占めるエアコンの割合は大きい

年間を通してのエアコンの電気使用量は、すべての家電の中で第4位です。家庭における電気使用量の約7.4%を占めています。

エアコンは一年中使う家電ではないのにも関わらず、このように大きな割合を占めているのは、夏場の使用量の大きさが理由です。

実は、夏場の昼間など、エアコンは家の中の全家電の電気使用量の約58%を占めることもあります。

つまり、夏の電気代を節約したいと思ったら、エアコンの使い方に注意する必要があるということです。

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エアコンの電気代を計算する方法

では、夏場のエアコンには実際どれくらいの電気代がかかっているのでしょうか?1時間あたりの冷房にかかる電気代を計算してみましょう。

エアコンの1時間あたりの電気代を知るために、まずお家にあるエアコンの消費電力をチェックしましょう。消費電力は、ラベルや仕様書などに記載があります。

ここでは、例としてエアコンの商品ラインナップが多い冷房8~12畳向けのエアコンについて考えます。その中でも人気の高いモデルの冷房消費電力を見てみると、消費電力は600W(ワット)となっていました(同じエアコンでも冷房と暖房で消費電力は異なります)。これは、「冷房を使う時に1時間当たり600Wの電力を消費する」という意味になります。

次にチェックしなければならないのは、現在契約している電気料金プランの電力量料金です。電力量料金は「1kWhあたりxx円」という風に単価が設定されています。電力量料金の単価は、電力会社や電気料金プランによってばらばらです。多くの電力会社では、電気使用量が増えるにつれて3段階に単価の金額が上がる仕組みをとっています。ここでは計算しやすいように大手電力会社の3段階の電力単価平均をとって27円/1kWhとします。

それでは、以下の計算式に上記の条件を当てはめて計算してみましょう。

電化製品の電気代を求める計算式電気代 = 消費電力(kW)× 使用した時間(h)× 1kWhあたりの電力量料金(円)

ちなみに、電化製品の消費電力は多くの場合W(ワット)で表示がされていますが、電気代の計算をするときはkW(キロワット)に位を直しましょう。1kW=1000Wです。例にとったエアコンの消費電力は600Wですので、「600÷1000=0.6kW」となります。

  0,6kW × 1h × 27円 = 16.2円

つまり、例にとったエアコンの冷房を使用すると、1時間あたり16.2円の電気代がかかることが分かります。

夏場のエアコンの電気代はいくら?

上記の計算結果である、「1時間あたり16.2円」を元にして、夏場のエアコンの電気代を考えてみましょう。

家族のだれかやペットが常に家にいるご家庭、共働きなどで家にいる時間が少ないご家庭など、それぞれのご家庭でエアコンの使用状況はさまざまです。使用時間が多い場合と少ない場合でまとめてみました。

エアコンの使用が多い場合
1日(12時間使用) 194.4円
1か月(30日と仮定) 5832円
エアコンの使用が少ない場合
1日(6時間使用) 97.2円
1か月(30日と仮定) 2916円

標準的な冷房8~12畳向けのエアコンの電気代について、エアコンの使用が多い場合は月におよそ6000円、使用が少ない場合は月におよそ3000円の電気代がかかると予想することができます。

ただし、冷房を付けている時、常に同じだけの金額がかかっているわけではありません。次で詳しくご説明します。

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エアコン選びのポイント

標準的な冷房8~12畳向けのエアコンでは1時間あたり16.2円ほどの電気代がかかることが計算できました。しかし、実は冷房をつけている時に常にこの金額が均一に掛かっているわけではありません。エアコンの消費電力は外気温との差や部屋の広さなどによって変化するからです。

つまり、1時間あたり最大16.2円かかる夏のエアコンの電気代をエアコンを上手に使いこなすことによって下げることも可能というわけです。そのためにまず大切なのはエアコンを賢く選ぶことです。

部屋の広さに合わせて選ぶ

部屋の広さに合わないエアコンを選んでしまうと、より多くの電力を消費してしまいコストパフォーマンスが悪くなることがあります。例えば、14畳の部屋に8~10畳向けのエアコンを設置して冷房を使うと、部屋全体を冷やすためにエアコンは常にフル活動しなければなりません。そうなると消費する電力は常に最大となってしまい、電気代もかさんでしまうのです。商品ラインナップが多い製品は価格も安く魅力的に感じますが、しっかり部屋の広さに合った製品を選ぶことが大切です。

家の造りに合わせて選ぶ

例えば木造の家と鉄筋コンクリート造りの家では冷房の効きが変わってきます。一般的に鉄筋コンクリート造の方が木造の家よりも冷房は効きやすくなります。また、エアコンの冷暖房性能で比べても鉄筋コンクリート製の家の場合は暖房の最適な広さに比べて冷房はより広くまでカバーすることができます。

また、部屋が南向きや西向きの場合には夏の太陽光が強く当たりますので、通常よりも性能の高い製品を選ぶこともポイントです。例えば南向きのリビングが14畳の場合には、大きめの16畳向けのエアコンを選んでおくと夏の暑い日にも快適に過ごすことができます。

使用目的に合わせて選ぶ

使用する頻度が高い場所には高性能で省エネのエアコンを選ぶと良いでしょう。例えば家族が集まるリビングには余裕をもった広さ向けの性能の高いエアコンを選んだり、寝室は夏の外気温が昼に比べて下がる夜間にしか使用しないのであれば、価格優先で選んでも良いでしょう。また、キッチンがある部屋には余裕を持ったサイズのエアコンを選ぶことも忘れてはいけません。コンロの火や料理の熱で室温がどうしても上昇してしまうため、夏の暑い中でも快適に調理するためには性能の高いエアコンを選ぶことが大切です。

省エネ性能で選ぶ

夏のエアコンの電気代計算でも触れましたが、エアコンの電気代で大きなポイントとなるのは、エアコンの消費電力です。同じ広さ向けのエアコンでも省エネ性能が異なると夏場の電気代に大きな差が生じてきます。

例えば、冷房11~17畳向けの省エネ評価★★★★★(省エネ基準達成率121%以上)と省エネ★★★(省エネ基準達成率)の2つの製品を比べてみましょう。

エアコンの省エネ性能比較
省エネ評価 消費電力 1時間当たりの電気代
★★★★★ 1000W 1kW × 1h × 27円 = 27円
★★★ 1260W 1.26kW × 1h × 27円 = 34.02円

1時間使うだけでも34円−27円=7円、もし夏の猛暑日に1日10時間使用すると7×10=70円、もし30日続いたとすると、1か月で70円×30日=2100円の差が生じてきます。 省エネ評価の高い製品は購入価格は割高に感じるかもしれませんが、その後の電気代を考えるとむしろお得になる場合もあります。

エアコンにかかる電気代の節約方法

ここまでで夏のエアコンにかかる電気代の計算方法、節約につながるエアコンの選び方について考えてきました。では、すでに購入したエアコンの夏場の電気代を節約する方法は無いのでしょうか?夏のエアコンの電気代節約ポイントを5つご紹介します。

冷房の設定温度を上げる(目安は28℃)

エアコンをきかせた夏の室温は28度が目安とされています。調整する温度差が小さい方が、その分消費電力も少なくすみます。しかしながら、猛暑はもっと下げる必要があるでしょう。熱中症などの恐れもありますから、必要以上我慢して28度を維持する必要はありません。

また、設定温度については電気代を気にしてこまめに切り替えるよりも自動運転にして調整をエアコンにお任せした方が結果的に節電につながります。エアコンが一番電気を消費するのはスイッチが入ったり、暑い室内を一気に涼しくしようとする時です。自動運転にしておけば室温が少し上がった時点でエアコンが作動するので室温は一定に保たれ、エアコンが急速にフル活動することもなくなります。

フィルターの掃除を月に1、2回する

エアコンのフィルターにホコリやゴミなどの汚れがたまると冷房効果が低下してしまいます。夏場の冷房シーズンに入る前には必ず掃除を行いましょう。その後も夏場に月1、2回の頻度で掃除をすると年間約700円の節約になります。

カーテンやすだれで日差しをカット

レースのカーテンやすだれを使って日差しをカットすることで、まず部屋を暑くしない工夫を心がけましょう。少し部屋は暗くなってしまいますが、遮光カーテンを使用して太陽光をカットすることでさらに大きな効果も得られます。特に外出時は完全にカーテンを閉めて出かければ、不在時に温度が上がるのを少しでも避けることができます。

扇風機やサーキュレーターを併用

扇風機やサーキュレーターとエアコンの併用が効果的です。風が体に当たると涼しく感じますので、扇風機を使えばエアコンの温度を少しあげることができるでしょう。 またサーキュレーターを使うことで、室内に冷たい空気が広がって温度にムラがなくなり、快適な空間を作ってくれます。

室外機のまわりに物を置かない

外に設置されている室外機の周りに物を置かないようにしましょう。室外機は、部屋の中の熱を外に捨てる大切な役割を担っています。しかし、直接日差しが当たって室外機の温度も上がると効率よく熱が逃がせなくなり、余計に電力を消費してしまいます。室外機の上部にはすだれなどを用いて日陰を作ってあげると良いでしょう。ただし、吹き出し口を塞いでしまわないように注意が必要です。

電力会社の切り替えで電気代削減

エアコンの使い方を工夫して電気代を減らすことは家計にはもちろんのこと、地球環境にとっても大切ですから、ぜひ実施すべきことだと言えます。

ただし、「エアコンの使い方はすでに工夫しているけど電気代が高いと感じる、もっと安くしたい」という方もいるかもしれません。この場合、電力会社の切り替えによる電気代削減を検討してみてはいかがでしょうか。

電力自由化から数年経った今、東京電力や関西電力などの大手電力会社以外にも、電力販売を行う会社がたくさんあります。新電力と呼ばれるこれらの電力会社は、大手電力会社のスタンダードなプランである従量電灯よりも割安になるような電気料金プランを提供しています。

どのプランを選ぶとお得になるかはそれぞれのご家庭の電気使用状況によって異なります。まずは自分が現在どんなプランを契約していて、毎月どのくらい電気を使っているのかを検針票などで確認しましょう。そのうえで、新電力の提供しているプランと比較を行ってください。
・参考記事「電気料金の比較は難しくない - 自分で電気料金を比較する方法

以下の表は新電力の例をまとめたリストです。電気の切り替えに興味のある方は参考にご覧ください。

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